八千代市在住の石田秀夫さんと妻の八重子さん。先日、八重子さんが入院するセントマーガレット病院で、スタッフたちに祝われながら結婚式を挙げました。
公開 2026/02/07(最終更新 2026/02/02)
編集部 ゆりか
編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。
記事一覧へ28年間パートナーとして暮らし続け
毎日八重子さんの病室を訪れる秀夫さん。
口紅を塗ってあげ、首をマッサージ、そして手にオイルをつけてあげるのがルーティン。
「買い物に行って来ますよ」と声をかけ、「気をつけて」と送られるのが帰り際のあいさつ。
今まで28年間、入籍することなく一緒に暮らしてきました。
出会いは1997年のポルトガル。
一人旅をしていた秀夫さんは、旅先で熱を出した八重子さんを献身的に看病するうちに、いつしか恋仲に。
帰国すると一緒に暮らし始めました。
「入籍してもしなくても同じ」と思っていた秀夫さん。
ずっと入籍しないまま、何となく来てしまったそう。
ところが昨年10月に入院した八重子さんを見て、「少しでも安心して過ごせるように」と結婚を決意。
八重子さんは涙を流して喜んでいたそうです。
病室を飾り付けて自前の結婚式

「今日は日がいいから入籍したよ!」秀夫さんが笑顔でスタッフに報告すると、「キャー」という歓声と共に、涙ぐむ人も。
八重子さんが入院している病棟師長の小山内さんは「結婚式をやりましょう!」と提案します。
当日は華やかに飾り付けられた病室。
ベールをかけた八重子さんが、秀夫さんに車椅子を押されて入場。
音楽療法士の生演奏が場を盛り上げます。
院長や看護師、看護補助者、リハビリ関係者など40人ほどが見守る中で、歌あり、ケーキありのにぎやかな挙式。
病室に入りきれないスタッフが廊下まであふれていました。

「こんなに大勢の人が祝ってくれるとは」と感慨深げな秀夫さん。
病院スタッフに支えられて実現した、二人のささやかなセレモニー。
治療だけにとどまらず、「二人の笑顔をいつまでも大切にしたい」という思い。
病室には祝福とぬくもりの時間が温かく流れていました。