昨年12月に開催された「科学の甲子園ジュニア全国大会」で千葉県代表として出場し、総合優勝を果たした市川中学校の強さの秘訣(ひけつ)を取材しました。
公開 2026/02/24(最終更新 2026/02/17)
強い意志で臨み 昨年を上回る快挙
「科学の甲子園ジュニア全国大会」は、科学好きの裾野を広げ、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することを目的に、科学技術振興機構により創設されました。
全国の中学生が都道府県を代表し、「筆記」と「実技」で競う大会です。

千葉県代表の市川中学校は、筆記競技1位、工作競技1位、女子生徒応援賞など大会史上最多の6つの賞を受賞し、総合優勝を果たしました。
昨年は、筆記が1位、総合では2位。
今年は負けられないぞという強い意志で臨み、見事昨年を上回る快挙を成し遂げました。
出場したのは、80人以上が立候補した校内選抜を経て結成された、2年生6人です。

スペシャリストたちのチームワーク
筆記競技では理科4科目(物理、化学、生物、地学)に数学、情報を加えた6科目が出題されます。
まず校内選抜の得点が最も高かった生徒が「スペシャリスト」としてその科目を担当し、さらに互いの解答をチェックし合います。
「制限時間内にどう効率よく解いていくかを考えるのがチーム戦のテーマ。チームワークを発揮するトレーニングが大事」と顧問の本田豊也教諭。

「互いの性格や得意不得意を知り、協力して教え合ったり、仲間がいることで苦手をなくしていけたのがよかった。自分の苦手を隠さずに堂々と言い、恥ずかしがらずに仲間に相談できたことが、一緒に高みを目指そうという姿勢づくりにつながった」と言います。

実技では、磁石の磁界と電流によって発生する力を利用してマシンをより遠くまで動かす、という課題が出されました。本番までの1、2カ月は毎日、放課後に試行錯誤を重ねました。

複数の教員に相談したり、データを出して考えたり、直観的アイデアを出したり。
さまざまなタイプの生徒が、互いの知識、経験、発想を持ち寄り、見事栄冠を勝ち取りました。
(取材・執筆/松)