かつて新川は洪水を繰り返す川でした。江戸時代、「子どもたちの未来のために何とかしよう」と治水工事に身を捧げた染谷源右衛門。その情熱の歴史がミュージカルになりました。
公開 2026/03/22(最終更新 2026/03/23)
優
「ちいき新聞」で記事を書かせて頂ける幸運にとても感謝しています。取材で訪れた街でのカフェ巡りは私にとって楽しい至福の時間。プロフィールの写真は「南房総に咲く幸せを呼ぶ花」カレンデュラです。取材で一番好きな花に出会えたこと‥うれしいです。すべての記事に「ありがとう」の気持ちを込めて!
記事一覧へ新川の流れに先人の祈りを聞く

江戸中期、下総国千葉郡平戸村(現八千代市平戸)の名主だった染谷源右衛門。
よく氾濫していた新川を何とかしようと、私財を投げ打って開削工事に取り組みました。
懸命に川を掘り進めても一晩の大雨で全てが流されるという失敗の連続。
その時、村民一丸となって作業員に振る舞ったのが今に伝わる「源右衛門鍋」です。
悲願達成して新川の開削が成功したのは約300年後。
大和田排水機場が完成した時でした。
「この歴史を舞台表現で語り継ぎたい」。
この思いから八千代ユネスコ協会と劇団☆ゆにぃ〜く&ぴぃ〜すが協力して歴史音楽劇の上演が実現しました。
演じるのは公募で集まった7歳から86歳の18人。
多様な価値観や思いを持ったメンバーとプロ集団が渾身(こんしん)の力を込めて創り上げる舞台です。
演じることで新たな自分と出会い、特に子どもたちにとっては「役作りを自分で考える」貴重な体験になったと言います。
八千代の魅力を音楽劇で語り継ぐ

注目は脚本家の岡元邦治さんが手がけるオリジナルストーリーと、シンガーソングライターの声松優一(こまつゆういち)さん作曲の「千代に八千代に」。
新川の泥に埋もれた先人たちの希望や祈りが真っすぐ心に届く名曲です。
フィナーレでは、高津中、萱田中、大和田中の合唱部と参加者、観客がこの曲を共に歌います。
来年からは、演じる人とテーマを変えて毎年開催されます。
子どもから大人までが学び続ける、新しい地域教育の形。
八千代で歴史音楽劇の伝統が始まる瞬間に、あなたも立ち合ってみては。

日時/4月5日(日)午後2時開演
場所/八千代市市民会館小ホール
住所/千葉県八千代市萱田町728
※入場無料(申し込みはHPから)
問い合わせ
メール/yachiyo.unesco@gmail.com
八千代ユネスコ協会ホームページ/https://yachiyounesco.com/