
柏の自然と歴史、秋を満喫! 駅からハイキング&ウォーキングイベント
季節に応じた地域の魅力を楽しめるJR東日本主催のウォーキングイベントが行われます。
柏駅スタートの約11.5km は「国指定重要文化財の旧吉田家住宅にて江戸末期の貴重な建物で学び、柏の歴史を感じる」コースです。
▲かやぶき屋根の「旧吉田家住宅」は最大の見どころ
公開 2020/11/10(最終更新 2020/11/11)

城跡や戦争遺跡、旧家に寺院、紅葉も
まずは柏駅の特設ブースで受付を。
コースマップを受け取ったら駅からハイキングスタートです。
マップを頼りに、川沿いの遊歩道「大堀川リバーサイドパーク」を歩き、15~16世紀ごろの城跡が残る「松ヶ崎城跡」や江戸末期の風情が漂う「旧吉田家住宅歴史公園」でタイムトリップに。
▲自然があふれる「大堀川リバーサイドパーク」
旧吉田家住宅では重厚な梁の主屋や欄間格子の書院など、匠の技が光る建物内を見学できます。
25mにも及ぶ長屋門にはカフェも併設され、ひと休みにぴったりです。
▲格調高い書院から本格的な庭園を眺め、癒やしのひとときを(旧吉田家住宅)
続いて、ギャラリーもある「大洞院」で秋の景色を堪能し、「長泉寺」でぼけ封じの参拝を。
▲大イチョウや壁画など、秋を満喫できる大洞院
「高野台児童公園」では、旧陸軍高射砲第二連隊の営門の一部が現存し、かつて「軍都」と呼ばれた柏の一端に触れられます。
ラストは「松ヶ崎湧水」に立ち寄り、同日午後4時30分までにゴールの北柏駅へ。
所要時間は見学も含め3時間ほどですが、マップに見どころの紹介も載っているので、自分のペースで楽しんでみては。
柏駅の職員と江戸川大学の学生が考案
この「駅からハイキング」は、各地域で行われており、それぞれ地元の学生が考えたコースを設けています。
このコースは柏駅の職員と江戸川大学社会学部現代社会学科の学生が共同で考案しました。
学生はゼミで学んだ観光学や地域再生の観点から地域の魅力を提案し、柏駅の職員も柏市の学芸員から柏の歴史や自然を学び、双方のアイデアを結集。
コース作成後はJR東日本東京支社の職員も加わり、何度もコースを歩き、見どころや安全性を確認しました。
柏駅の職員は「高低差が少なく歩きやすいコース。定期的に見どころが登場するので、最後まで楽しんでいただけると思います」と話します。(取材・執筆/琉)
会期/11月17日(火)~23日(月・祝)
受付時間/午前9時30分~午前11時30分
※当日参加可能
受付場所/JR柏駅中央口
料金/参加無料
※旧吉田家住宅歴史公園は別途入園料210円
ゴール/午後4時30分までに北柏駅(ゴール手続きは不要)