
千葉県出身のスーパー小学生 渡辺音くん! 大好きなスケボーで世界へ翔ぶ
大好きなスケートボードに熱中し、その結果、全国大会まで出場し優秀な成績を収めている渡辺音君。
「いつか必ずオリンピックに出たい」という夢を追い掛けながら、日々練習に明け暮れています。
▲大阪泉南ロングパークでの練習のひとコマ(2020年11月)
公開 2021/01/26(最終更新 2021/01/22)

橋本いくら
編集/記者。愛媛県出身。千葉の食べ物で一番好きなのはさんが焼き。完全に文化系のサブカル脳で生きてきましたが『リングフィットアドベンチャー』によって最近は筋トレに少しだけハマり中。でもツイッターが一番性に合います。★Twitter★@chiiki_ikura
記事一覧へ4歳の頃からスケボーと共に
平日学校が終わってすぐに駆け付けるのは船橋にあるスケートボードパーク。
平日は毎日午後5時〜午後10時、土曜日は正午〜午後10時、日曜日は正午〜午後8時と、パークの閉園時間まで、持てる限りの時間を使って毎日スケートボードの練習をしている市立津田沼小学校5年生の渡辺音君。
▲「憧れはシェーン・オニール選手」と音君
スケートボードは日本ではまだマイナーなスポーツにも思えますが、このたびの東京オリンピックから正式種目になり、注目を集めています。
このスケートボードに4歳の頃から魅せられた音君。
きっかけは、自転車でした。
「年少の頃に、補助輪なしの自転車に乗ることができたので、この子はバランス感覚があるのではと思ってスケートボードを勧めてみました」と話すのは音君のお父さん。
スケートボードに乗り始めるとその楽しさにハマっていったが、現在のように毎日練習するようになったのはここ数年、大会に出て順位が出るようになってからだと話します。
「順位が出るようになって、もっと上に行くためには練習しなきゃと思いました。毎日練習をしないと、思っているような成績にはたどり着けないから」とお父さん。
遊ぶ時間もなく学校とスケートボードパークの往復の毎日ですが、音君は「行けば大人から子どもまでいろんな仲間がいるからすごく楽しい。それに技を練習して、成功したときがすごく気持ちがいいから」と話します。
今でも大会前は足がガクガク震える
音君はスケートボードの小学生大会「FLAKE CUP」の地区大会に毎年出場しており、関東大会では優勝を収め、全国大会にも出場。
これだけの努力をし、大会で優秀な成績を収めている音君ですが、「今も大会前には足がガクガクと震える」と話します。
今もどんな立場になっても、プレッシャーを感じるとのこと。
だからこそ毎日努力を続けるのだそうです。
▲スケボーはファッションも大事。「魅せる」ためにこだわりを持って選ぶ
全国を飛び回って大会に出場する音君の楽しみは、「全国の子たちと友達になれること」。
日頃から、みんなのSNSを見て近況を知れることも楽しみだといいます。
男子は、年齢的には10代後半がスケーターとして一番成熟する年頃とのこと。
数年後の音君の成長ぶりが楽しみです。(取材・執筆/いくら)
@nonwatanabe__