今年も4月から、印西市の「ぶらり川めぐり」が始まりました。

今年は、遊覧船の案内人に、女性の案内人が登場します。

優しい声を聞きながら、約60分の船旅が楽しめます。

印西市のぶらり川めぐりで、女性初の案内人、船頭の佐藤知佳さんと案内人の塩津博子さんがデビュー
▲左から、船頭の佐藤知佳さんと案内人の塩津博子さん

公開 2021/04/14(最終更新 2021/04/13)

ちいき新聞ライター

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案内人が説明 印西名物の川めぐり

印西市を知るならぜひ乗っておきたい、六軒川発着の川めぐり。

13人乗りの遊覧船で約60分、8㎞のショートトリップを体験できます。

遊覧船には、船を操縦する船頭と、乗客にガイドをする案内人が乗船します。

印西市のぶらり川めぐりの遊覧船には女性初の案内人がデビュー

男性ばかりだったこの船頭と案内人に、それぞれ一人ずつ、女性が加わりました。

船頭の佐藤知佳さんは3年前から、案内人の塩津博子さんは今年から。

塩津さんに話を聞きました。

自分の言葉で楽しく伝えることが目標

案内人の仕事は、「船に同乗し、川の周辺で見られるさまざまな野鳥や生息している魚についての話や、排水機場など手賀沼流域内にある重要な施設の説明をすることです」と話す塩津さん。

印西市のぶらり川めぐりの遊覧船からみられるコブハクチョウ
▲遊覧船からはコブハクチョウも見られる

「もともと、遊覧船を主催している印西市観光協会の事務局に勤務しており、案内の原稿を読んで録音する機会がありました。その後、実際に案内人になってみてはどうかという話になり、面白そうだなぁ、私も印西市の活性化に貢献できるかも、と思ったのがきっかけでした」

案内人の仕事で特に難しいところを尋ねると、「進行方向に背を向けながら話すので、ポイントでタイミングよく話をスタートさせなければならないところです。練習のために遊覧船は出せないので、車で走ったり、地図を確認しながらイメージトレーニングしました」とのこと。

塩津さんは第3土曜日に乗船予定です。

「まだ今は丸暗記の段階なので、早く自分の言葉で案内できるようになりたいです。先人たちが残した伝統、文化を継承し、市内の文化遺産をさらに学び、お客さまに楽しく伝え、広められたらいいなと思っています。安全対策を十分にして、お客さまのお越しをお待ちしております」(取材・執筆/倫)

ぶらり川めぐり

運航日時/11月までの第1・3土曜日とその翌日曜日(午前10時・午前11時・午後1時・午後2時・午後3時)

乗船場所/印西市立中央公民館(印西市大森3934-1)、裏(第1発着所)

※第3土曜日(軽トラ市開催日)のみ午前10時/午前11時/午後1時は、川の停車場(第2発着所:印西市発作地先六軒大橋西側)でも乗船可能

料金/大人1,000円、小学生600円、小学生未満無料

※荒天など中止。今後の新型コロナの感染状況により変更の可能性あり

問い合わせ・予約/ 0476-45-5300

印西市観光情報館(午前10時~午後6時)

公式HP/http://www.inzaikankoukyokai.com/

NPO法人印西市観光協会