
咲き誇るポピーの花 江戸川松戸フラワーライン
千葉県松戸市古ケ崎の江戸川河川敷の江戸川松戸フラワーラインは、春にはポピーが、秋にはコスモスが咲き、約2ヘクタールの敷地一面に花畑が広がります。5月下旬ごろからポピーが満開の時期を迎えます。
公開 2021/05/19(最終更新 2021/05/28)

26年目の歴史ある花畑
江戸川松戸フラワーラインは、1995年に、松戸市民と行政が協同で行う「緑化清流のまちづくり」の活動として作られました。活動当初から現在まで、フラワーボランティアや河川愛護団体、地元町会の人たちが、種まきや草刈り作業、耕運作業などを行い、花畑の管理・運営を行っています。
▲ポピーと上葛飾橋と晴天が映えます
当初、フラワーラインが計画されていた場所の地下には浄化施設があり、マンホールやくい、石ころが散乱し、花が育つ環境ではなかったといいます。それを、石拾いや河川敷の清掃から始め、春にはレンゲが、秋にはコスモスが花を咲かせるようになりました。しかし、レンゲは害虫の被害でうまく咲かないこともしばしばあり、見栄えが良く、コスモスと時期が重ならないポピーの種をまき、2013年からはポピーが花を咲かせています。
6月上旬には「花まつり」も開催予定
ポピーが咲くのは4月下旬〜6月中旬ごろ。この頃には、河川敷の車両出入口が開放され、車での来場が可能になります。特におすすめの時期・時間は、5月下旬〜6月上旬の午前10時〜午後2時ごろ。晴れた空を背景にポピーが満開に咲く様子が見られます。
また6月上旬には、模擬店やパフォーマンスが楽しめる「花まつり」も開催予定(雨天の場合や新型コロナウイルス感染状況などにより中止になる場合有り)。
▲種まきは参加希望者みんなで行います
「ポピーの種まきに参加すると、まいた種が成長していく様子が分かり、わくわくしますよ。フラワーボランティアになって一緒に花を育てませんか」と江戸川松戸フラワーライン実行委員会やフラワーボランティアのメンバーは話します。ポピーは11月下旬〜12月上旬ごろ、コスモスは6月下旬〜7月上旬ごろに種まきが行われていて、一般の人でも参加できます。今シーズンのポピーの種まきは昨年12月5日に行われ、約30人が参加しました。
観賞する際は、体調をチェックして、密集、密接を避け、マスクの着用を。また、花の間の通路を利用し、花畑の中に入らない、花を摘み取らない、ごみは持ち帰ることもマナーです。ペットと一緒の際は、リードは外さないように。
新型コロナウイルスの流行がいまだ続く中、きれいなポピーを見て、気持ちを晴れやかにしてみては。
(取材・執筆/ゆ〜)
住所/千葉県松戸市古ケ崎地先
アクセス/【徒歩】松戸駅西口から徒歩約20分
【バス】松戸駅西口から京成バス「八潮駅南口」行き、または東武バスセントラル「三郷中央駅」か「八潮駅南口」行きで「地蔵前」で降車、徒歩約10分
※駐車場有(無料)
問い合わせ/ 047-366-7359 松戸市河川清流課
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