「わぴちゃん」の愛称で知られる野田市在住の自然科学系ライター岩槻秀明さんが中心となり、今年4月、植物図鑑を作成。
市内の観察マップなども載せた野田らしさ満載のオールカラー144ページです。

公開 2021/07/07(最終更新 2021/07/05)

「ノダアカバナ」は野田市で最初に発見
植物図鑑は、小学生向けの『みつけよう! 野田のわくわくいっぱい植物図鑑』と、中学生向けの『みつけよう! 野田の魅力あふれる植物図鑑』の2種類。
野田市に生育する草花の中から、身近でよく見掛け教科書にも登場しワクワク感のある116種類を選び紹介しています。

目次は花の色、葉やタネの形などで分け、植物の紹介ページにはさまざまな姿の写真を掲載し、探しやすいように工夫。
特徴を得意技や弱点と表現した他、外来種や絶滅危惧種に関するコラムもあり、専門的な知識を分かりやすく伝えています。
また、見た目がボロボロだから「ノボロギク」といった名前の由来も興味をそそります。
「図鑑を持って外に出て観察してもらえたらうれしいです。今はインターネットなどで簡単に情報を得ることができますが、実際に観察することで新たな発見があると思います」と、わぴちゃん。
図鑑は理科の副読本として市内の小学3年生から中学生に配布され、野田市のホームぺージにも掲載。
公民館や児童センターにも配架され、図書館で借りることもできます。
YouTube再生回数3万超の動画も
図鑑の基となっているのは、2017年度の野田市の魅力発信事業に採択され、現在も委託事業として実施している「YouTubeを活用した市内草花広報」です。
わぴちゃんが市内を散策しながら植物や昆虫を紹介する動画「わぴちゃんねる」と、動画で紹介した植物を解説する「草花図鑑」で野田市の魅力をアピール。
これまで180を超える動画を公開し、紹介した植物は350種類以上に上ります。

わぴちゃんと一緒に事業に応募し、動画を担当する島津和也さんは、「豊かな自然と人の暮らしが共生する野田市の魅力を市内外の人に広めていきたいです」と熱く語ります。(取材・執筆/琉)
野田市役所魅力推進課