【ミニマリスト阪口ゆうこコラム】
“持たない”暮らしで毎日笑顔vol41
~価値観は身の丈に合わせて~

衣食住の中で、「衣」についての話。

昔の私を振り返ると、衣類も食事も暮らしのあれこれも、背伸びして、優先順位が狂っていたように思います。

今の私がモノを選ぶ基準は、

自分が心地よくて自分らしさを持っていられるかどうか。

これがいちばん優先だと今は思えるのですが、

昔は、どんなふうに周りに見られるかの見栄も、モノ選びでかなり重要な事項にしていた記憶が。

 

「自分の心地よさ」を食う勢いで、

「モノを通して私がどんな人かっていうのをアピってた」とも言える。

チープなモノを着ているとチープなヤツだと思われると思っていたのだろう。

価格のいいモノを身に着ければ、自分の価値も上がると思っていた。

だから、そこそこいいお値段のモノを買っていました。

今思えばその発想がチープだな。

でもね、自分の収入に見合っていないモノを買っていると、途端に当たり前に貧乏になります。

数万円の洋服を着ていても、お金の心配があれば不安しかなくなり、自然に気持ちも貧しくなるもんです。

 

今は、「収入に見合った価格」という条件が、優先でも重要でもなく「基本」としてあります。

価格の上限を決め、その範囲内で自分が気に入ったものば買います。

そうすれば、生活の質は落ちることなく、不安も心配も後悔もなく、気持ちよく買ったモノを使えるってもんです。

(お気に入りを大切に何年も使うのが心地よくいられるヒケツ)