船橋市で子育てをするパパたちのコミュニティー「船橋パパ会」。
今年5 周年を迎える同会の発起人、下山田力さんに「パパ同士がゆる~くつながること」への思いを聞きました。

公開 2021/09/17(最終更新 2024/02/29)

「そうだ、パパの会をつくろう」
2016(平成28)年の発足以来、地域の子育てパパがつながるネットワークづくりに取り組んできた「船橋パパ会」。
働くママの集まり「船橋ワーキングマザーの会」に同行していたパパたちの出会いが原点です。
「ママの会はあるのに、パパの会はない。ないならつくろう!」という下山田さんの発想が創設のきっかけ。
「ママたちはコミュニケーションが上手だなと感じます。一方でパパ同士は友達になるのも時間がかかる。でも、パパ同士のつながりができたことで、一気に育児の楽しさが広がりました」と下山田さん。
公園に知り合いの親子がいると、子どももパパも、より楽しめます。
パパ会メンバーのつながりで田植えや収穫イベントに家族で参加。
アウトドアが得意なパパが主導するバーベキュー。
パパ講座や勉強会、飲み会も開催してきました。
会員数は現在約135人。
地元を離れて子育てをするパパも多い。
「職場以外でその地域に知り合いや友達、自分の居場所があることは精神的に大きな支えになると僕は思います。子どもが生まれたことで新しいつながりも生まれる。そういう機会をつくっていきたいです」

パパ会の現在 そして、これから
コロナ禍の影響で、現在の活動はオンライン中心。
毎月恒例となったオンライン飲み会には10〜20人ほどが参加、テーマを設けて語り合ったり、他愛もない話で盛り上がったり。
子どもを寝かしつけた後、午後10時スタートとはパパ会ならではです。
「オンラインは新しい会員さんも参加しやすいようです。気軽にしゃべって悩みを共有して、子育てのストレスを軽減しながら信頼関係も築いていけたらいいですね」
子どもの成長とともにパパの悩みや関心事も変化していきます。
同じ年代の子どもを持つパパ同士の接点づくりが今後の課題だといいます。
「先輩パパからの助言も貴重だけど、共有できることが大事。いろんなパパ仲間とゆる〜くつながっていきたいです」と抱負を語ってくれました。