千葉市美浜区幕張西地区に拠点を置く少年野球チーム「幕西ファイヤーズ」では、小学1年生から6年生まで、総勢44人が元気に活動中。

そして現在、6年生2人、3年生1人の女子選手も、男子に負けずチームの一員として、力を存分に発揮しています。

幕西ファイヤーズ
練習後も元気な笑顔の女子3人

公開 2021/10/17(最終更新 2021/10/15)

ちいき新聞ライター

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主力としてチームで活躍中

今年37年目を迎える「幕西ファイヤーズ」では、男子の中で女子も主力選手として活躍しているのがこのチームの特徴の一つ。

今年、同チームから6年生の女子2人が千葉市の女子選抜チーム「ドリームガールズ」の選手として参加し、千葉県大会で優勝、8月に愛媛県で開催された全国大会にも出場しました。

全国大会に出場した金子碧衣さんは小学2年、奥主花笑さんは小学4年から、共に「幕西ファイヤーズ」に所属していた兄弟を見て「やってみようかな」と加わり、今では同チームに欠かせない選手として成長しました。

金子さんは「チーム全員が全力でプレーして勝てた時が一番うれしい」、奥主さんは「試合で初めてセンターフライを捕れた時のことを今も覚えている。今後も活躍する姿を両親に見せてあげたい」と野球の魅力を話します。

会話の中で自然に出てくる言葉には、監督やコーチが最も大切にしている、チームの仲間や周囲の人への思いやり、感謝の気持ちがうかがえます。

幕西ファイヤーズ
6年生の皆さん

強みは明るさ野球を楽しんで

6年生チームの監督を務める久保寺規仁さんはこれまで10年以上、自身の子どもも含め、さまざまな学年を指導してきました。

「できることが日ごと増えていく子どもたちの成長がうれしい。全員が明るく、伸び伸びと野球を楽しんでいます」と話します。

幕西ファイヤーズ
全学年集合の一場面。チームメイトは現在44人

今後、さらに女子も活躍できる環境を整え、幕西ファイヤーズの女子チームを作るのも、久保寺さんはじめ常時20人以上いる監督やコーチの目標の一つだそうです。

オリンピックでのソフトボール日本優勝や女子高校野球も記憶に新しい。

子どもたちの明るい声と球音が響くグラウンドをのぞいてみては。(取材・執筆/まちゃぷう)

活動場所/幕西グラウンド
住所/千葉県千葉市美浜区幕張西6-1
活動日時/(土曜日)午後1時~午後5時、高学年は午前9時~午後5時、(日曜・祝日)午前9時~午後5時