【千葉市若葉区】シャッター通りから活気を! 都賀の台マルシェ

昭和50年代には10店舗以上が軒を連ね、地域住民の生活を支えていた「都賀の台ショッパーズ」。再び元気を取り戻そうと毎月マルシェが開催されています。

 

近隣の人でにぎわう都賀の台マルシェ

地域コミュニティーを活性化するために

住民の約半数が65歳以上と高齢化が進む都賀の台。

町の中心地にある商店街「都賀の台ショッパーズ」もすっかりシャッター通りになってしまいました。

ここから町を元気にしようと活動しているのが、丸山いずみさんです。

都賀の台に40年以上住んでいる丸山さん。実家は商店街から少し離れた場所でファンシーショップを営んでいたが少子化に伴い20年前に閉店。個人商店が激減し、町が変貌する姿を見て地域活性化の取り組みを始めたのだそう。

5年前にスタートした「都賀の台マルシェ」もその活動の一つ。毎月第2日曜になると、都賀の台ショッパーズ前の駐車スペースに、近隣で採れた新鮮野菜や手作り雑貨などがズラリ。子ども向けのくじ引きやゲーム大会なども催し、こちらも好評です。

 

地元の新鮮野菜も多く並ぶ
▲月に1度のお楽しみ!「都賀の台マルシェ」(写真は昨年12月開催時のもの)

「普段は静かな町なのですが、マルシェの日には約100人以上が集まり、本当ににぎやかですよ」と丸山さん。子育てがひと段落すると、近隣住民とは疎遠になってしまうもの。

このイベントは単に買い物をするだけでなく、住民同士が顔を合わせる機会にもなっているため長く続けたいと話します。

 

地域食堂やカフェも定期的に開催中

丸山さんは地域に根差した不動産会社を営み、都賀の台ショッパーズに事務所を構えています。今年6月には並びの空店舗に、レンタルキッチン「カシス」をオープンさせました。

 

主催者の一人丸山いずみさん
▲「都賀の台のファンを増やしたい」と丸山いずみさん

ここでは毎月第4金曜日に「おにぎり倶楽部食堂」と銘打ち、1食300円の地域食堂を実施。さらに、第3日曜日には、障害がある人のバリスタ競技会「チャレンジコーヒーバリスタ」の出場経験を持つ丸山さんの息子さんによる「マルちゃんcafé」も行っています。

「多くのボランティアの方に協力頂きながらやってきました。これからも、ここに来れば何か楽しいことがある、という場所にして町に活気を取り戻したい」と意気込む丸山さん。

次回の「都賀の台マルシェ」は2022年1月9日(日)に予定しています。

 

都賀の台マルシェ
毎月第2日曜日午前10時~正午

「おにぎり倶楽部食堂」
毎月第4金曜日 午後4時~午後7時

「マルちゃんcafé」
毎月第3日曜日 午前10時~正午

場所/都賀の台ショッパーズ(千葉市若葉区都賀の台4-11-2)
※マルシェ開催時は駐車不可なので 公共の交通機関での来場を

問い合わせ/043(307)9232 丸山