9月23日から26日にかけて行われた「第3回東京国際合唱コンクール」にて、コーラスグループ「ジュニアコーラスフェアリーズ」が、日本の団体としては初のグランプリウィナーに輝きました。

公開 2022/01/03(最終更新 2021/12/24)

実力ある団体の中 堂々の1位に輝く
「ジュニアコーラスフェアリーズ」は2002年より幕張ベイタウンにて活動するコーラスグループで「透明感のある美しい歌声、躍動感のある音楽」を目標に、幼稚園児から高校生までの約40人のメンバーが日々練習を重ねています。
国内外のイベントやコンテストに参加する事で技術を磨いており、その活躍ぶりを聞き市外から参加するメンバーも少なくないです。
今大会では、児童合唱ジュニアとシニアの部で1位となり、グランプリを競うグランプリコンクールにて、シニアの部が見事栄誉あるグランプリウィナーを受賞しました。
結果発表はオンラインにて行われたため、メンバーたちは帰り道で受賞を知り、その場で抱きあって喜んだといいます。

コロナ禍で練習を続けることの苦労も
ここまでの道は平たんではありませんでした。
昨春からの新型コロナウイルスの流行は練習に大きな影響を及ぼしました。
感染対策のためにマスクをつけての合唱となり、距離も取らなければなりませんでした。
普段の歌唱と異なり、お互いの声を聴きあう事が難しかったといいます。
緊急事態宣言に伴い練習を中断した時もありましたが、出来ることをやろうとオンラインの活動から再開しました。
指導する森本真由美さんは「そのような困難のなかでも、子どもたちが子どもたちらしさを失わなかったことが救いでした。」と話しました。
明るくいきいきと元気に歌う子どもたちの姿をみて、歌えることの幸せを感じたという。
フェアリーズの強さについて「歌や友達が好きだという純粋な気持ちがあること。特別な何かをするのではなく、一人一人の特性を最大限に生かす指導をしています。頑張って何かをやり遂げた過程と経験は人生において宝物です」と森本さん。
子どもたちの輝く笑顔と美しいハーモニーに今後も注目です。(取材・執筆/真壁エリ)
