「きらりかま小通り」「桜風通り」「カスミソウ通り」。
2021年12月、市内小学校の校門付近に次々と横断幕が出現しました。
その数16。
謎を探るべく鎌ケ谷市庁舎で話を聞きました。

目次
通学路の愛称を児童たちが選ぶ「通学路愛称募集事業」
鎌ケ谷市は2021年に市制施行50周年を迎え、さまざまな記念事業が行われました。
その一つが通学路愛称募集事業です。
これは、市内の小学校の通学路に、児童たちが愛称を付けるというもの。
9月下旬までに全愛称が決定し、校門付近に横断幕が設置されました。

愛称の決め方はとてもユニーク。
市は応募用紙を用意しましたが、名前選びから決定までは児童会中心に、各学校に任せたのです。
応募できるのは在校児童のみ。
鎌ケ谷市には小学校が9校ありますが、各学校で選定方法も違いました。
全児童が一つずつ名前を提案した学校もあれば、クラスで一つという学校も。
低学年の児童が提案した名前が選ばれた学校もあるそうです。

愛称を付ける通学路は全部で16。
学校の数より多いのは、正門・裏門など、どの校門を使うかで一人一人愛着のある通学路が違うからです。
子どもたちの思いが詰まったネーミング
「かまなん通り」は市のマスコットキャラクター「かまたん」の「かま」と南部小学校の「なん」から。
「かまなん」というキャラクターができたらいいな、という夢のある名前です。

「思い出通り」は西部小学校前の歩道にヒントが。
数十年前の卒業生の思い出を彫ったレンガが、歩道に埋め込まれていました。

「あさかスマイル通り」は地元以外の人には推測不可能かも。
北部小学校学区内の地名「粟野」「佐津間」「軽井沢」の最初の1文字から取っています。
「あ=あかるい、さ=さわやか、か=かしこい」の二重の意味も。
どの愛称にも児童の思いがあふれています。
公開 2022/02/11(最終更新 2022/02/10)

16の通学路はどこにあるの?
初富小学校

②【カスミソウ通り】東初富2丁目地先(スクールゾーン)
北部小学校

鎌ケ谷小学校

②【桜通り】鎌ケ谷小学校第三放課後児童クラブ付近~鎌ケ谷小学校プール付近
道野辺小学校

②【道っ子桜の花びら通り】東道野辺5丁目地先丁字路~道野辺小学校(花だよりの門)
③【道っ子グリーンロード】手通公園入口~道野辺小学校(さえずりの門)
西部小学校

②【そよ風ロード】西部小学校裏門付近~初富135番地先
東部小学校

五本松小学校

②【五小わくわく通り】五本松小学校~南初富1丁目24番地先
中部小学校

②【スマイルロー ド】道野辺中央3丁目11番地先(中部 小学校裏門付近)
南部小学校

将来、「この名前、私が小学生の頃に付けたんだよ」とわが子に自慢する日が来るかもしれませんね。(取材・執筆/ヒロ)
TEL 047(445)1501
鎌ケ谷市教育委員会
生涯学習部学校教育課
学務保健室(直通)