今年の「第100回全国高校サッカー選手権大会千葉県大会」で、見事3位入賞を果たした県立白井高校。
名だたる強豪校を制し、同校がベスト4に勝ち上がったのは学校史上初。
県立高校としても素晴らしい快挙となりました。

公開 2022/01/20(最終更新 2022/01/18)

光る戦術! 準決勝戦への道のり

「強豪校には、1回戦が一番勝ちやすいといわれます。われわれはチャレンジャーチームとして、そこにピークを持ってきました」と、監督の廣田吉紀さん。
県総体準優勝校の暁星国際高校との初戦は、先制点を取って波に乗り、連動・連携した守備が勝因に。
続いて勢いのある県立成田北高校との2回戦は、先制点と追加点で勝利。
3回戦の相手は、6月の県総体で敗れた中央学院高校。
前半からプレッシャーをかけ、ボールを奪う守備に加え、爽快で強烈なシュートが決まり、最後は冷静な流し込
みで勝利、見事ベスト4入りを果たしました。

その名に動じず挑め強豪校・市立船橋戦
11月7日の準決勝戦は、柏の葉スタジアムで3千人の観客に囲まれてのプレーとなりました。
相手は歴代の千葉県代表に名を連ねる、市立船橋高校。
その名に臆せず積極的に動くことと、多彩な攻撃に臨機応変に対応することなどを意識して試合に臨んだ選手たち。
開始10分の相手の先制点に加え、追加点を取られて0対2で前半を終了。
後半さらに1点を取られ、3年・岩瀬選手のゴールで粘るも1対6で敗退、第3位が決定となりました。
「焦り・戸惑い・動揺など、さまざまな不安材料がのしかかってきたと思う。本気の市船は強かった。大きなスタジアムで彼らと対戦できることは一生の思い出となった」と、廣田監督は試合を振り返ります。
「量と質」で成長再び目指す柏の葉
現在の部員数は90人。
もともと練習の「量と質」で勝負してきた白井高校。
コロナ禍の、時間が限られた中でのチームワークづくりは難しかったですが、個々のサッカーへの思いがモチベーションをつないできました。
また、2019年からは元日本代表ゴールキーパーの本並健治さんも指導をサポートしています。
「たとえ負けても悔いのないメンバーを選考しています。サッカーが大好きで、仲間とコミュニケーションをとり、建設的な考え方を共有できる選手が一番伸びます。次年度も、指導方針を理解し、共に頑張ってくれる選手たちの入学を期待しています。また柏の葉のピッチに立ち、今度こそ決勝戦に進出したいですね」と、廣田監督は続けました。
※人工芝プロジェクトも進行中!詳細はHPより
白井高校サッカー部ホームページ/http://www.sportsite.jp/sc/shiroi-fc/index.html