昨年10月に開催された、第33回草加-日本国際ハープコンクール2021のプロフェッショナル部門で、船橋市出身の石丸瞳さんが第1位に輝きました。

公開 2022/02/06(最終更新 2022/03/09)

リラックスして自分の演奏を披露
石丸さんは現在東京芸術大学修士課程に在籍。
昨年9月、留学していたオーストリアのグラーツ国立音楽大学から2年ぶりに帰国しました。
今回は4回目のチャレンジ。
課題曲が発表された1年前から取り組み、6つの課題曲と2つの自由曲の演奏で予選・本選を勝ち抜き、12人の応募者の中から、見事栄冠を手にしました。
「今回は本選まで行ければいいなと思っていた。力が抜けていたのが良かった」と石丸さん。
修士課程修了後は、グラーツに戻り、師事しているマルギットーアナ・シュス氏の音色に少しでも近づくよう研さんを積みつつ、演奏活動をしていく予定です。

新入生歓迎会でハープに魅了され

ハープとの出合いは葛飾中学校新入生歓迎会での管弦楽部の演奏。
ハープの音色に魅了され、すぐに入部しました。
1年時は、バイオリンを弾くこともありましたが、2年生からハープ専属に。
厳しい練習が続きましたが、ハープへの興味は尽きることがありませんでした。
卒業文集に「いつか一人の立派なハーピストになって、素敵な演奏をしたい」と書き、その夢をかなえた石丸さん。
葛飾中学校の校舎に書かれている「Dreams come true」を実現しました。
「ハープは見た目が華やかで、癒やされる音色が魅力。管弦楽部の後輩には、基礎が大切、音階練習なども行って、と伝えたい」きららホールでの「よりみちライブ」の出演経験もある石丸さん。
活動の幅を広げ、今後さらに多くの人にその音色を聞かせてくれることでしょう。