昨年の初講座から大好評の「防災食講座」が3月16日(水)、道の駅やちよ農業交流センターで開催されます。

講座では、防災食=非常食のイメージを覆した普段食に近いレシピを紹介します。

【八千代市】防災食講座!

公開 2022/02/16(最終更新 2022/02/16)

ちいき新聞ライター

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缶詰だけじゃない!普段食を防災食へ

昨年6月、国土交通省より県内初の防災拠点として「防災道の駅」に認定された道の駅やちよでは、以来、定期的に「防災食講座」を開催しています。

12月の初講座を皮切りに話題を集め、毎回予約が殺到するほどの人気ぶりです。

講師を務めるのは、危機管理教育研究所の認定防災クッキングアドバイザーの鈴木佳世子さん。

料理研究家としても活躍している鈴木さんは、1995年の阪神淡路大震災で被災。

改めて「食」の大切さを見つめ直すきっかけとなり、実体験を基に、ライフラインが使えない中でのレシピ作りに取り組みます。

「心と体を豊かに、そして健康を保つ秘訣」を追求し缶詰など保存の利く非常食だけではなく、備蓄食なども活用しながら普段食に近い防災レシピにたどり着きました。

2016年の熊本地震時には食事支援として被災地へ、現在も独自のレシピを広める活動を行っています。

【八千代市】防災食講座!
講師を務める鈴木佳世子さん

ポリ袋が大活躍 時短にも効果的

鈴木さんの講座では、ポリ袋とガスコンロを活用した湯煎調理を体験します。

ポリ袋を使うことにより、断水時など水不足の場合でも川や海、再利用水も有効活用できるのが利点。

さらに、同時調理も可能なので、防災食以外に時短調理としても最適です。

今回も、普段自宅にある材料を主に、栄養バランスも考えた5品のレシピを紹介します。

【八千代市】防災食講座!
ポリ袋で同時調理を体験

「防災食といえば乾パンなどの缶詰を使ったレシピを想像して受講される方もいらっしゃいますが、普段と同じような食事を、異なる調理法で簡単においしくできるレシピを紹介します。自宅でも、アウトドアクッキングとしても活用できますので、ぜひ気軽に受講していただけたらうれしいです」と話す鈴木さん。

【八千代市】防災食講座!
パスタ麺が別ゆで不要なのも時短に

毎日の暮らしに、いざというときの備えに…

鈴木さんの知恵袋、知っておいて損はなし! (取材・執筆/しゃん)

日時/3月16日(水)、午前10時30分~午後1時
場所/道の駅やちよ農業交流センター調理実習室
住所/千葉県八千代市米本4905-1
定員/16人
料金/1,800円(当日支払い)
持ち物/エプロン、三角巾、布巾、台布巾、筆記用具、飲み物
申込/2月20日(日)午前9時受け付け開始。電話またはWEBにて
電話/ 047-406-4778 道の駅農業交流センター
当日レシピ(予定)/きなこパン・たまごサンド・野菜たっぷりヨーグルトサラダ・ミートローフ・お麩のラスク