子どもの遊びやトレーニングとしてもなじみの深いなわとび。スポーツとしてのなわとびのルールが統一され「ロープスキッピング」という競技として発展しています。

チームワークばっちりの柏なわとびクラブ
チームワークばっちり

公開 2022/02/17(最終更新 2024/03/16)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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なわとびで世界を目指そう

柏市を拠点として活動する「柏なわとびクラブ」は単縄、大縄、ダブルダッチなど、さまざまななわとびを楽しむクラブです。

「ロープスキッピング」には、決められた時間に何回跳べたかを競う「スピード」、音楽に合わせて技を競う「フリースタイル」があります。

2本の縄を使って跳ぶ「ダブルダッチ」にはチームでスピードを競ったり、さまざまな技を自由に組み合わせて表現したりする種目があり、縄と一体化したかのようなパフォーマンスには魅了されます。

ダブルダッチ練習をする柏なわとびクラブ
ダブルダッチの練習

練習会場の手賀西小学校体育館を訪ねると、全日本大会(IJRU ALL JAPAN 2022)の本選に向けて意欲的な練習が行われていました。

目にも止まらぬ速さで縄を跳ぶ「スピード」の練習に付き添って計測する大人たちも真剣です。

「実力を発揮するため、どのような演技構成でいくかは本人のアイデア、自主性を大切にしています」と代表の高直恵さんは話します。

2021年にカナダで行われる予定だった世界大会はコロナの影響で映像審査となりましたが、「柏なわとびクラブ」のメンバーも日本代表として戦い、今は結果を楽しみに待っている状態です。

今後オリンピック種目となることを期待して練習に励んでいるといいます。

筋トレも熱心に行う柏なわとびクラブ
筋トレも熱心に

成長するなわとびファミリー

現在は小学生から社会人まで幅広い年齢層のメンバーが集います。

中には小1でなわとびを始め23歳になった今でも続けている人も。

先輩たちが弟や妹たちを教えるように励まし、学び合って成長してきたといい、なわとびでつながる大家族のような柏なわとびクラブ。

今では全日本大会の上位選手や、日本代表を多数輩出し、世界チャンピオンも在籍する強豪チームとなりました。

世界が舞台の柏なわとびクラブ
世界が舞台

なわとびの楽しさを伝えたいと、各地の小学校やイベントで出張指導や出張パフォーマンスも行っています。

健康のためにも良いとされているなわとび。久しぶりに縄を持って跳んでみては。(取材・執筆/琴葉)

柏なわとびクラブWebサイト/https://ameblo.jp/kashiwa-nawatobi