余っている食品と食料に困っている人を結ぶ活動をする「まつどフードバンク」。
生活困窮者や子ども食堂・居場所を運営する団体などの支援を行っています。
公開 2022/03/10(最終更新 2022/03/10)

ウエピ
松戸市在住、2013年産まれの男の子と2016年産まれの女の子の母です。「チイコミ!」の記事が読んでくれた人の行動のきっかけになればうれしいです。 ブログには子育てのことや本のこと、昔漫画家のアシスタントをしていた頃のことなどを書いています。ブログ/http://s.ameblo.jp/uepi-a-demoko-demo
記事一覧へタイの大洪水を経験 ボランティアの道へ
「フードバンク」とは、食のセーフティネット活動のこと。
「まつどフードバンク」は企業や農家、一般家庭で廃棄対象になる食材を提供してもらい、食べ物を必要としている人たちへ届ける仲介役をしています。

代表の南澤さんは2011年にタイで大洪水が起きた際、現地に赴任中でした。
地元の人たちが自分も大変なのに他人も助ける姿に触れ、ボランティアに関心を持ちました。
会社を辞めたことをきっかけに、「フードバンクちば」や日本初のフードバンク団体「セカンドハーベスト・ジャパン」に参加。
そこで活動するうちに、フードバンクの必要性を感じたといいます。
2019年2月「まつどフードバンク」を立ち上げ、「フードバンクちば」の支援を受けながら運営しています。
広く知ってほしい フードバンクの必要性
発足時は子ども食堂や子どもの居場所を作ることを目的とした団体への支援から始め、その先にいる人たちへ支援をつなげていきました。
21年度は松戸市役所と連携して、生活保護の申請期間中の人たちへの支援も行っています。
食品の配送は郵送やメンバーが担当。
活動を通して届く感謝の手紙の中には「これで生きていけます」との言葉もあるそうです。
「困っていたら相談してほしい」と南澤さんは話します。
また、「日本でも困窮者が増えている。そのためにもフードバンクをもっと広めたり、増やしたりする必要があると感じている」と南澤さん。
食品は企業や農家、一般家庭から提供を受けます。
今後は、家庭で余っている食品や賞味期限が近いけれどまだ食べられるものを持ち寄ってもらう「フードドライブ」も広めたいといいます。

2021年6月からこの活動を、株式会社ダイエーとも連携して行っています。
家の中で処分しようかと迷っている食品が誰かの役に立つかもしれません。
場所/イオンフードスタイル新松戸店
住所/千葉県松戸市新松戸3-2-2
場所/ダイエー松戸西口店・イオンフードスタイル
住所/千葉県松戸市根本4-2
各店とも毎月第3週の1週間実施
電話/ 090-4498-2654 南澤
Facebook/https://bit.ly/3KcHXlo