第94回選抜高校野球大会に木更津総合高校の出場が決定しました。
同校のセンバツ出場は6年ぶり4度目。
出場の陰にはコロナ禍で多くの制約を受けながら戦い続けてきた選手たちの努力と、強い決意がありました。

公開 2022/03/16(最終更新 2022/03/15)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
記事一覧へ出場の知らせ受け喜びに沸いた学校
「謹んでお受けいたします」。
1月28日、木更津総合高校に届いた第94回選抜高校野球大会出場の報に、真板竜太郎校長は答えました。
昨秋は県大会2連覇に秋季関東大会4強入りと実績を残し、出場を有力視されていた同校でしたが、選手らは「結果が出るまではドキドキしていました」と、知らせを受けようやく顔をほころばせました。
真板校長は「学校として甲子園の出場経験があっても、今の生徒たちにとっては初めての経験。全員一丸となって応援したい」とエールを送りました。

積み重ねた練習と自分を信じて挑む

五島卓道監督は今年のチームを「努力家が多い」と評します。
「毎日練習をコツコツやっていると、急に伸びる瞬間がある。それが試合で出せるのが強みかな。我を疑わず、自信を持って伸び伸びと戦ってほしい」と語り、今大会のスローガンを「自信」と掲げました。
エース越井颯一郎投手については「以前は試合に負けて泣くことも多く『悔し涙は1度だけ。泣き続けたらただの泣き虫』と声を掛けた。昨秋の活躍ぶりを見て人は変われるものだと思った」と評価。
越井選手とバッテリーを組む中西祐樹捕手は「言いにくい事でも責任感を持ちはっきり伝える」と、監督や部員から厚い信頼を得るキャプテンでもあります。
あと一歩で甲子園を逃した苦い経験から「絶対に負けたくないという気持ちは誰より強い」と話し「日本一を目指し、誇りを持って戦いたい」と大会への意気込みを語りました。
生徒を間近で見守ってきた父母会長の山口悟さんは「活動に制約がある中、選手たちは個人練習など、今できることを模索しながら努力していました。コロナ禍でなければ、あの全力校歌が聴きたいのですが」と語ります。

環境が変わっても、夢追う心は変わりません。
多くの人が願いを込め、挑む春のセンバツは、3月18日(金)開幕です。
