第2回くら寿司トーナメント2021学童軟式野球全国大会で、参加数1330チームの頂点に立った習志野台ワンパクズ。
決勝戦では滋賀県の志津少年野球部を7対1で下し、圧巻の勝利でした。

公開 2022/03/27(最終更新 2022/03/18)

編集部 ゆりか
編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。
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習志野台ワンパクズは1976年に設立。
全国大会には過去4度出場、OBに東京ヤクルトスワローズの長岡秀樹選手を輩出するなど、強豪野球チームとして知られています。
練習日は土日のみと少ないですが、部員34人に対しコーチは約20人。
練習をよく見ていて、できないところは1 対1で根気強く教えてくれるのが魅力のようです。
岡田徹監督は「運動が得意でない子も、どんな子が来ても、一生懸命教えます」と話します。
子どものやりたい気持ちを大切にし、集中が切れると休憩を入れたり、違う練習をしたり。
自主性を大事にする練習を取り入れています。
「勝ち」を謙虚に受け止める指導者
今回優勝した6年生は、3年生の頃から全国大会に出たいという気持ちが強かったメンバー。
キャプテンの法量章太郎君は千葉ロッテマリーンズジュニアの主将も兼務しています。
大変なこともあったと思いますが、優勝インタビューでは「苦しかったことはないです!」と元気よく答えていました。
そんなワンパクズのスローガンは「攻めの守備」。
守備練習を徹底的に繰り返し、子どもの可能性を信じて一歩ずつ地道に努力した結果が勝ちにつながりました。
決勝戦1回裏にホームランを打ち3点先取を引き寄せた野木瑛太君は「自分のできることをやろうと思ってバッターボックスに立ちました。打ったらホームランでした」と言います。
ピッチャーの吾妻海吏君は「打たれても他のメンバーが取り返してくれる」と仲間を信じていたそうです。
ちなみに指導者同士の合言葉は「勝つのは子どもたちのおかげ。負けるのは指導者の責任」。
ワンパクな子もワンパクでない子も、ユニフォームは砂だらけで真っ黒。
目をキラッと輝かせて勢いよく練習する姿がまぶしく見えました。
