「遊ぶことは生きること!!」をモットーに、遊び場を提供する市原市の市民活動団体「もぐらの冒険」。2月23日には、8組の親子が遊びを通じて交流し、みそ作り体験を楽しみました。

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公開 2022/04/05(最終更新 2022/04/04)

気ままに伸び伸びと遊ぶ子どもたち
この日の会場は、青柳にある「ほのぼの保育園」。小山に登ったり、砂場でままごとをしたり、足こぎ車でドライブを楽しんだりと、子どもたちは全力で遊びます。
「オレも手伝う!」バケツで水を運ぶ子が一心に向かうのは園庭に作った土の水路。泥水が流れる様に目を輝かせます。

一方、みそ作りコーナーに集まったのは、大人と、みそ作りって何だろう?と興味を持った数人の子どもたち。米こうじを人数分に分ける作業を協力して行い、スタッフが前日から水に浸し大鍋で煮ている大豆が軟らかくなるのを待ちます。

スタッフの小倉絵理さんに、なぜみそ作りなのかを尋ねると「大人も子どもも一緒に時間をかけてできる作業だから。作る過程をじっくり楽しんでほしいんです」とにっこり。
大人がつながれば、笑顔が生まれる
「もぐらの冒険」は2014年8月から活動をスタートさせました。
スタッフは、子育て中のパパやママなど5、6人。代表の小倉哲さんは「大人がつながって、遊びや子育てについてみんなで考えれば、子育ても気楽になると思うんですよね。そして、『お金を払って提供されるものを消費する』のではなく、自分たちで面白い時間を作っていく。難しいことではなく、誰もができること。そんな仲間や拠点が増えていってほしい」と話します。

1カ月に1度、遊び場を開催しているが、最近はコロナ禍。「対策はしっかり取りつつも、過剰に清潔になり過ぎないように心掛けています。子どもたちには、それぞれの年齢に応じて感じるべきことをちゃんと感じさせてあげたい」と、子どもたちへの思いを口にします。
3歳の女児と訪れていた母親は「子どもが、ありのままで遊べる場を探して来ました。娘は、私からすぐに離れて伸び伸びと遊んでいます。いい雰囲気ですね」とほほ笑みました。
大人も子どもも、自然と笑顔になれる遊び場です。
「あそび場」次回開催
日時/4月16日(土) 午前10時~午後4時
(毎月第3土曜開催予定)
場所/「理容おぐら」(市原市青柳641)裏の空き地
参加費/無料 飲み物などは各自持参・申し込み不要
問い合わせ/mogura.bouken@gmail.com
詳細はHP「もぐらの冒険」(https://mogura-bouken.jimdofree.com/)を参照