市原市は千葉県で一番大きな市。

しかし近年、少子高齢化が進み、空き家や過疎化が問題に。

そこで高滝湖エリアを盛り上げるプロジェクトが進行中です。

「高滝湖」周辺エリアを楽しもう!
高滝湖

公開 2022/04/25(最終更新 2022/04/21)

ボノ

ボノ

横浜から千葉に移り、ちいき新聞でライターを始めました。取材は歴史物・行政関係が多め。今は卓球を週に7回、ジムで泳いだり、ピアノ教室&弾き語りのライブをやったりと、とても充実した毎日を楽しく過ごしています!

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行政と民間企業が協力して開発

南房総の中ほどにある高滝湖周辺は、都心から車でおよそ1時間とアクセスも良く、魅力的な観光スポットが点在するエリア。

一方でこの上総牛久〜養老渓谷の地域は、南房総の海沿いの地区へと向かう人々の通過点になることが多く、過疎化が大きな問題でした。

ところが最近、コロナ禍が長引くにつれ、首都圏からの移住者が次第に増えました。

また、都心へのアクセスが良いため、企業がこの地域に事務所やオフィスを移す動きも出てきました。

そこで市は2020年より市原DMO(市原市観光協会)と連携し、移住相談を受けるとともに、移転してきた企業などとグループを作り、官民協力の下、「高滝湖エリア」を盛り上げていくためにプロジェクトを立ち上げ、同時に既存のレジャー施設などにも協力を求めました。

「高滝湖」グランピング
協力企業の一つ「高滝湖グランピングリゾート」

新たに企業連携の活動拠点がオープン

今年の3月13日に「高滝湖コーポレートオフィス」がオープン。

この建物は51年前に建てられ、長年にわたり市の収蔵庫として使われ、今年解体予定となっていました。

しかし、鉄筋コンクリート造りであり、とても頑丈で耐震性にも問題がないため、今回全面改修し、オフィスとして再活用するようになりました。

今後は、地元の人たちの交流の場や展示会、講演会の会場などにも活用してもらう予定です。

「高滝湖コーポレートオフィス」がオープン
高滝湖コーポレートオフィス

協力企業は現在22社。

周辺のレジャー施設や高滝湖観光企業組合、農園、美術館などが一体になり、おのおのの事業活動を活発にして、地域の魅力創出を目指します。

日帰りではなく、そこに滞在して楽しんでもらえるような場所を創ろうと力を注いでいます。

まだスタートしたばかりですが、市原市で実現したい事を民間がそれぞれ得意な分野で迅速に取り組み、この地域を魅力あふれる場所にしたいとするプロジェクトの今後が楽しみです。

「高滝湖」周辺エリアを楽しもう!
高滝の春

※問い合わせ
電話番号/ 0436-22-8355
市原DMO(市原市観光協会)