東京の広告制作会社に勤務しながら作家として活躍。

2007年八千代市に移住し女児を出産。

子育てのかたわら創作活動を続けてきた中田さんとともに、彼女がオーエンス八千代市民ギャラリーと歩んだ軌跡を振り返ります。

造形作家の中田緋さん、作家活動の傍らギャラリーサポーターも
中田緋さん。さくらやちば八千代店の協力で実現した「晴れ空プロジェクト」会場の2番地CAFEに浮かんだ雲のオブジェに囲まれて。手編みのワイヤー作品は彼女のライフワークだ(写真/fuuu)

公開 2022/05/08(最終更新 2022/05/13)

鴨見流留

鴨見流留

趣味 お料理・サイクリング・イラスト・DTM・ビーチクリーン・映画鑑賞 … などなど 千葉県八千代市在住 Twitter/@kamomi_ruru

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八千代市で創作活動の継続と仲間づくり

現在の「オーエンス八千代市民ギャラリー」は2015年7月の開館と同時に「登録アーティスト制度推進活動」を開始しました。

これは同ギャラリーが登録した多数の作家たちと協働し、展示・ワークショップ・ライブぺイントなどを行うというもの。

中田さんは開館の翌年に登録アーティストとなりました。

「八千代市で活動する基盤や仲間が欲しくて参加しました」と話します。

造形作家の中田緋さん、作家活動の傍らギャラリーサポーターも
点字用紙を使ったワークショップ「点字用紙でくるくるモビール」

市民が主役! 市民が創るギャラリー

開館から5年後の20年11月、「ギャラリーサポーター制度」がスタート。

それまで作家だけで行っていた市民ギャラリーでの活動に、一般の市民も参加が可能となります。

ギャラリーを作家と市民が共に支えるこの制度によって、企画の提案・チラシのデザインから広報・当日の講習やイベント準備に至るまで、ギャラリー・作家・市民が分担して進行し、協力して運営できるようになりました。

中田さんは「子育て友達や作家同士以外の幅広い職業や立場・世代の人と知り合いたい」という好奇心から、引き続きサポーターとしても関わることにしました。

市民ギャラリーでは、コロナ禍でおうち時間が増えDIYへの関心も高まる中、「廃材の有効活用」をテーマにワークショップを開催。

中田さんはその一チーム「時計にへんしん!!」のメンバーとして指導に当たりました。

時計にへんしん!!
「時計にへんしん!!」企画展のポスター

参加者は空き箱・百均のプラケース・紙袋などを活用し、思い思いの時計をデザイン。

予想外の大きな反響に、中田さんはアートが求められていることを確信し、子どもたちの自由な発想と作品の多彩な表情に心を躍らせました。

「サポーターになると、専門家による各種セミナーや有用な研修会にも参加できます」と笑顔で語る中田さん。

作家と市民がサポーターという同じ立場で共に学べる環境をうまく活用しています。

現在中田さんは自身の作家活動と並行し、子ども造形教室を主宰し、市民ギャラリーをはじめ各所でワークショップ講師として、アートを学び楽しむ人々のために日々活躍中です。

中田さんのチームが手掛けた廃材利用のワークショプ「時計にへんしん」参加者の作品

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ギャラリーサポーター制度の問い合わせ
電話番号/ 047-406-4116
メール/contact@yachiyolibrary-gallery.jp
オーエンス八千代市民ギャラリー事務室

中田緋さんの活動や最新情報はこちら

Instagram/@akenakata