撮影場所を八千代台に限定したフォトコンテストが、昨年に引き続き今年も開催されます。
「地元の風景を写真で残そう」という八千代台まちづくり合同会社の意欲的な試みを追ってみました。

公開 2022/06/07(最終更新 2022/06/08)

編集部 ゆりか
編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。
記事一覧へ立案した大学生らと一緒に計画
八千代台まちづくり合同会社は2017年に14人で出資して設立、年2回「BOOK STREET本祭り」を開催したり、情報誌『ReATTA』を発行するなど地域活性化に貢献しています。
ですが近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により軒並みイベントが中止、合同会社代表の吹上さんは街に閉塞感が漂うのを肌で感じていました。
そこで「今だからできることを」と予算50万円でできる事業アイデアをSNSなどで募集しました。
多種多様な15案の中から日本大学理工学部まちづくり工学科岡田・落合研究室の学生のアイデアによる「八千代台フォトコンテスト」が選ばれました。
学生たちと約1年にわたりオンラインミーティングを重ね、昨年初開催しました。

吹上さんは「本当に応募があるのか?」と不安な日々を過ごしたと言いますが、ふたを開ければ56枚もの地域愛を感じる作品が集まったと言います。
八千代台の東西をつなぐ地下道に展示

全応募作品は昨年7月の1カ月間、八千代台地下道に展示、オンライン一般投票と審査員による審査を実施し、最優秀賞1枚と11枚の優秀賞が選ばれました。
最優秀賞の「ウユニヤチヨダイ〜雨上がりの世界〜」は、通学途中にスマホでパチリと撮影した学生の作品です。
整備されてきれいになった歩道橋が、水たまりに映し出されたのを捉え、世界的に有名なウユニ塩湖に例えました。

運営に携わっている元木さんは「普段見慣れている景色なのに、自分が知っている街の別の一面が見られて新鮮だった」と話してくれました。
想像以上の反応に手応えを感じた吹上さんらは、今年もクラウドファンディングで支援金を募集して開催します(作品の応募は6月30日まで)。
撮影して応募するも良し、オンライン投票で審査に参加するも良し、地下道に飾られた写真を見に行くも良し…。
八千代台の新たな魅力を発見できるこのイベント、今年もどんな作品が集まるのか目が離せません。
※問い合わせ
電話番号/047‐401‐6419
メール/enjoy@yachiyodai-machi-llc.com
八千代台まちづくり合同会社
詳細はこちら→https://yachiyodai-photocontest.com/
