昨年、大手門跡広場に子育て世代のにぎわいを生みだした社会実験「さくまちDays(まちなかを市民主体でみんなの空間にする社会実験)」。

好評を受け、出展した市民らが「佐倉こそだちフェス」として毎月開催中です。

佐倉こそだちフェス
子育ちフェス看板写真

公開 2022/06/17(最終更新 2022/06/16)

瑞希

瑞希

勝田台・志津界隈で子育てもはや15年。佐倉の自然と歴史の魅力にハマり、まち歩きガイド中。家庭菜園と散歩とハモるのが大好き。心燃やしている人との出合いがエネルギー源です。

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遊びは子どものエネルギー源

毎月第3日曜日、昨年新設の市内大手門跡広場で、プレーパークとフードマルシェをメインとした「佐倉こそだちフェス」が開催中です。

プレーパークで目を引くのは、佐倉城址の土塁で大きなケーブルドラムを転がし遊ぶ子どもたちの姿。

佐倉こそだちフェス
大きなケーブルドラムは子どもも大人もチャレンジしたくなる

里山の達人・宇田川さんらが用意する忍者スラックラインやシーソーなどの手作り遊具で遊んだり、新しい遊びを自分たちで作っていきます。

くるくる回る風車やこまなどのリサイクルおもちゃに魅了された子は、「牛乳パックおじさん」こと椿さんの手ほどきで、自分のこまづくりに熱中。

佐倉こそだちフェス
くるくる回るこまや風車、どうやって作るの? リサイクルでおもちゃを作る達人・椿さん

「造形あそび」の達人あやさん・かおりさんは、絵を描きたい、ものづくりをしたいという気持ちに応えます。

遊びの達人たちは子どもたちの「やってみたい」気持ちにいつでもスタンバイOK。

子どもたちは創造力を発揮しながら思い思いの遊びに集中できます。

いつもは忙しい親世代も遊びを見守りつつ、「フードマルシェ」で作り手こだわりのごはんやコーヒーなどをゆったり楽しめるのもいい。

実行委員会の真鍋弥生さんは「子どもが本来持つ、自ら挑戦し育つチカラを信じて見守る『場』づくりに、大人たち(市内の子育て支援グループや市民、佐倉市や地元企業)が資源やアイデアを持ち寄ってくれている」と話します。

「子育ち」を楽しむアイデアも湧く

真鍋さんたちは、この場で生まれたアイデアにも積極的に挑戦します。

農繁期で出店困難な有機栽培農家の野菜は、子どもたちが店長となり販売します。

また不要となった子ども服の無料交換会「ぐるり」は、ここに集う親たちの「あったらいいな」の声から生まれたそう。

この地に転入してきた子育て世代に、見つけづらい地元の子育て支援情報も提供中です。

5月には「竹の音で遊ぼう」をテーマに、竹楽器を奏でる「房総竹楽団」の演奏を聞き、近くで切り出した竹から楽器を作り、鳴らしたり踊ったりして遊びました。

今後は、みんなでバスに絵を描く会や世界の料理と衣装で遊ぶ会も構想中とのこと。

さて、次回は何をして遊びましょうか?

佐倉こそだちフェス(次回)
日時/6月19日(日) 午前10時~午後3時(毎月第3日曜日開催)
会場/佐倉城大手門跡広場(佐倉中学校 正門前)駐車場有
住所/千葉県佐倉市城内町277-9
主催/佐倉こそだちフェス実行委員会
後援/佐倉市

※詳細はFacebook参照
https://www.facebook.com/kosodachifes