おいしいご飯を食べて、おなかを抱えて笑って、世代を超えて皆でおしゃべり。

心も体も元気いっぱい! 月1開催の子ども食堂「えがお食堂コパン」。

ここに来ると笑顔になります。

八千代市の子ども食堂えがお食堂コパン
最後にみんなでハイポーズ!後列右から3番目が吉岡由佳さん

公開 2022/07/13(最終更新 2024/02/29)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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予約不要! 大人も子どもも参加OK

5月某日、「えがお食堂コパン」の開催日。

八千代市大和田新田の住宅街の一角で、子どもたちの楽しそうな声とともに、おいしそうな匂いが漂います。

八千代市の子ども食堂えがお食
朝早くから料理の準備。この日はお米30合!

昨年12月にこの食堂を開設したのは吉岡由佳さん。

自らシングルマザーとして一家を支え続け、「地域で支え合う居場所」を作りたいとずっと思い描いていました。

「社会問題として深刻化している貧困での悩みをはじめ、病気や失業、家族の介護など、それぞれが抱えるさまざまな悩みに応じた情報や支援を届けたい…」と子育てを終えたことを機に形にしたのがここです。

八千代市の子ども食堂えがお食堂コパン
世代関係なく、みんなでピクニック気分

子どものみならず、大人も参加OK!

吉岡さんの知り合いや自治会の回覧板で募ったボランティア十数人と共に、毎回50〜60人分の料理を準備します。

八千代市の子ども食堂えがお食堂コパン
繋ぎ一切なしの豆腐かさ増しなのにふわとろで絶品

みんなで食べるとおいしいよ! 楽しいよ!

これまで大和田新田下区公会堂を拠点としてきましたが、この日は初の試みとして吉岡さんの自宅兼職場での開催。

八千代市の子ども食堂えがお食堂コパン
「好き嫌いないよ」とおいしそうに頬張る子どもたち

毎回事前にメニューの告知はなく、寄付による食材でバランスの良い食事を振る舞います。

この日は和風ハンバーグや卵焼き、人参のきんぴらなど7種類の手作りおかずを作りました。

八千代市の子ども食堂えがお食堂コパン
頂いた食材が絶品料理に

完成前から訪れていた子どもたちは、ずらりと並んだ料理を自ら弁当箱に詰め、ピクニック気分で昼食を楽しみました。

八千代市の子ども食堂えがお食堂コパン
「お弁当完成!」仲良しグループで遊びに来た小6女子

毎回参加しているという近隣住民も続々と集まり「本当にありがたい。いつもは一人だけど、みんなと食べるとおいしいね」とうれしそうに頰張っていました。

八千代市の子ども食堂えがお食堂コパン

「月に1度、不定期に開催していますが、徐々に広まり、支援を必要とする方々にも届いているようです。現在はあん摩マッサージ指圧師として働く傍ら、社会福祉士を目指し勉強にも取り組んでいます。もっと視野を広げて一歩踏み込んだ支援をしていきたいですね」とさらなる夢を語る吉岡さん。

八千代市の子ども食堂えがお食堂コパン
吉岡由佳さん

吉岡さんをはじめとするボランティアの皆さんの明るい笑顔も魅力の一つ。

おなかが満たされれば心も元気に。

みんなで楽しく「いただきます!」(取材・執筆/しゃん)

えがお食堂コパン【今後の予定】

日時/7月30日(土)正午~午後3時(リース作りあり)
   8月20日(土)正午~午後3時(夏祭り)
場所/大和田新田下区公会堂
住所/千葉県八千代市大和田新田392
問い合わせ/aobashiatu@gmail.com 吉岡