三郷市のマスコットキャラクター「かいちゃん&つぶちゃん」のイラストがぱっと目を引くラッピングワゴンを町で見かけた人もいるでしょう。

このワゴンの名は「ふれあいブックワゴン」といいます。

ふれあいブックワゴン
街中でぱっと目を引くふれあいブックワゴン

公開 2022/07/18(最終更新 2022/07/15)

ちいき新聞ライター

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市の「知の財産」を有効活用したい思い

初登場は2020年11月20日。

図書館から三郷市内の学校や施設に本を運んでいます。

時には100冊以上の本を積んでいることも。

ふれあいブックワゴンとこどもたち
2020年に初登場!

「各図書館に所蔵している本や、市民の方々からの寄贈本は市の知の財産です。ぜひ活用したいという考えから、ふれあいブックワゴンは誕生しました」と市の担当者。

「町で見かけたら、ぜひ手を振ってください」と話しています。

ふれあいブックワゴンの役割と特徴

ふれあいブックワゴンの役割は、図書館への来館が難しい人たちに読書の機会を提供すること。

ふれあいブックワゴン

ふれあいブックワゴン
市内の学校や「ふれあい文庫」に本を運んでいます

時には本を届けるだけではなく、図書館の司書がワゴンに同乗し、現場で読み聞かせをする機会もあります。

ふれあいブックワゴン
「子ども司書」たちのエプロンも同じ色

他にも、図書館の司書が学校の先生の依頼に応じて本を選んで届けるサービスもあります。

「忙しい学校の先生から『授業で使う本を、図書館に出向かずに届けてもらえるので助かる』と好評を得ています」

また、目立つ車体を生かし、イベントの際にワゴンを展示して写真スポットに活用するなど、「日本一の読書のまち」のPRにも一役買っています。

ふれあいブックワゴン
ワゴンの屋根にも「かいちゃん&つぶちゃん」が!

市内の施設13カ所(2022年6月現在)に設置されている「ふれあい文庫」の図書は、市内の図書館・図書室の窓口などで市民から寄贈された本が中心です。

ふれあいブックワゴンで運ばれ、それぞれの「ふれあい文庫」に並ぶといいます。

寄贈本、ならびに文庫設置の要望は随時受け付けています。

本は地域、人、機会をつなぐ架け橋

「ふれあい文庫」の本棚に並ぶ図書の入れ替え作業は、「ふれあいブックサポーター」というボランティアの協力を得て行われています。

ふれあいブックサポーターになるには、市が主催する養成講座を受講する必要があります。

講座の開催は市のホームページで告知されるので、気になる人はチェックしてみては。

(取材・執筆/七尾びび)

※問い合わせ
TEL/048-930-7818
三郷市教育委員会生涯学習部 日本一の読書のまち推進課

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