イガに包まれているクリ。
その花は一体どんな様子で、いつイガはできてくるの?
クリの成長する姿を、追ってみることにしました。
公開 2022/09/29(最終更新 2022/09/29)

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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。
記事一覧へ【クリの成長日記】5月20日
緑の葉が茂った栗園。
よく見ると、葉の中心から細い花穂(かすい)が10本近く飛び出していました。
栗はいったいどこから生まれてくるのでしょう?
【クリの成長日記】6月3日
緑だったクリの木が急に白く華やかになり、まるでお祭り騒ぎ。
一つの花穂に100個以上はあるという雄花が、一斉に咲き出したのです!
そのたくさんの花穂をかき分けて、栗になる雌花を探します…。
あった!
やっと見つけた雌花は、白い雌しべの頭飾りを付けてまるでお姫様のよう。
思わず「かわいい!」と声を上げてしまいました。
【クリの成長日記】6月27日
雄花が枯れ落ちて、雌花が見つけやすくなりました。
イガが立ってきて、栗になる姿がもう想像できます。
飾りがまだ白く見えています。
【クリの成長日記】8月18日
イガがすっかり丸くなり、白い飾りが見えなくなりました。
触ると痛そうなこのイガが、これから栗の成長をいろいろな外敵から守っていくんだな…。
【クリの成長日記】10月1日
茶色くなったクリが、大きくなれたのがうれしくて口を開けて笑い出した?
(そんなに笑ったら、大事な実を落としちゃうぞ)と心配したけれど、驚いたことに熟して落ちたクリを拾うのがクリの収穫法だそう。
おいしくなって早く落ちてこないかな。
【クリの成長日記】感想
クリをよく見たら、先端に雌花の白い飾りが茶色になって残っているのを発見!
最後まで、生まれた証を大事に持って成長してきたんですね。
落ちた実を拾う収穫法にも驚きましたが、食べる渋皮の中の部分が種だと知って、調べるほどに不思議なクリにすっかり魅了されてしまいました。