花田苑は、越谷市が管理する日本庭園です。
中心に配した池のまわりを自由に散策して楽しむ「廻遊式池泉庭園」で、市の指定文化財を再現した長屋門をはじめとする建築物や、四季折々の植物などで日本の伝統的な景観を堪能できます。

公開 2022/08/30(最終更新 2022/08/30)

伝統的な日本庭園で鈴虫の音を
花田苑には無料開園日や茶会(現在は中止)、体験教室などさまざまなイベントがあり、鈴虫庭園もその一つ。
鈴虫は20匹ずつ虫かごに入れ、それを10ケース配置。
合計200匹の鈴虫が苑内にその音を響かせます。
来苑者には、鈴虫の生態や飼育法についての資料も配布されます。
鈴虫の音色を楽しめる観賞ポイント
この催しのきっかけは、職員が自宅で飼育した鈴虫を持ってきたことに始まります。
リーンリーンと響く優しい音色を来苑者にも楽しんでもらおうと、昨年初めてイベントとして開催しました。
昨年は1日限りの開催でしたが、今年は3日間に拡大。
虫かごを設置するのは、鈴虫が直射日光で弱ってしまわないように厳選。
四阿(あずまや)、茶室、長屋門、隣接の能楽堂ロビーの4か所が観賞ポイントとなります。

夕方、木陰で涼みながら静かに虫の声を聞く。
清涼感のある音色は、ひととき暑さを忘れさせてくれそうです。
職員の日下部さんは「本格的な日本庭園で、季節ごとの情緒を味わってほしい」と来園を呼びかけます。
イベントは雨天決行を予定しています。(取材・執筆/さくらごん)

日時/9月2日(金)~4日(日)午後5時~午後7時(最終受け付けは午後6時)
場所/越谷市日本庭園花田苑
住所/埼玉県越谷市花田6丁目6-2
入園料/100円
TEL/048-962-6999