こんにちは! へっぽこライダー「花」です! お出かけが気持ちいい季節になってきましたね。
最近の農産物直売所には、ドライブ&ツーリングの休憩や食事場所にもぴったりの、個性的なお店も多く見られます。
そんな進化系農産物直売所の中で私が大注目しているのが、2022年6月に袖ケ浦市にオープンした「tassoの森(タッソの森)」。
こぢんまりとした外観に惑わされるなかれ。今回は、その魅力と実力を存分にお伝えいたします!
公開 2022/09/19(最終更新 2024/01/04)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
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物価高騰中の救世主! 新鮮な地元野菜や食材がお手頃価格
東京ドイツ村最寄りのインター・姉崎袖ケ浦ICを右折し、車で約2分の場所にある農産物直売所「tassoの森」。
普通車70台、大型5台が止められる広い駐車場があります。

農産物直売所ですから、何といっても地元農家さんの新鮮野菜が購入できるのが魅力です。
特筆すべきはその値段。
スーパーよりも安いと、地元の方がわざわざ購入に来るほど。
観光帰りにお土産として野菜を購入するお客さんも多いのだとか。
「周辺農家さんの野菜だけ取り扱っている農産物直売所も多いですが、tassoの森では、袖ケ浦から木更津・姉ヶ崎まで幅広い農家さんから入荷しています」
と教えてくださったのは、マネージャーの福原さん。
季節によっては、テレビで話題になった木更津産のパッションフルーツや青パパイヤなどの珍しい農産物にも出合えます。
また、地元農家さんが今年の生産を終えた野菜は、遠方から入荷することもあるそうですよ。

「お客さんの希望に応えていたら、こんな価格になっちゃいました。今は多くのお客さんに、tassoの森を知ってもらいたい気持ちで、価格設定を頑張っています」(福原さん)
tassoの森では野菜のほかに、地元の方が作る加工食品も取り扱っています。
ご当地人気店の料理が楽しめる個性的なフードコート
フードコートには個性豊かな3店舗が出店しています!(※うち「序の口」は2023年6月20日に営業終了)
一つ一つご紹介いたしましょう。
手作りピザのお店「クッチィーナ ラガッツァ 【カリーナ】」
房総地区を中心に、揚げピザなどを出店している人気のキッチンカー「カリーナ」がtassoの森に初出店です。
本場イタリアでの修業経験もあるオーナーの伊藤さんが、ピザを生地から手作りしています。
ピザの具には直売所の新鮮野菜を使用し、旬によってメニューも変わるとのこと。
ピザは全て600円。
お好きなピザを選んだら、追いチーズをして窯で焼き直して提供してくれます。
クリスピータイプのパリッとしたピザ! スイーツ系もありますよ~。
全てのピザはお持ち帰り可。
こ~んなおしゃれなペーパーバッグに包んでくれます。
9月からは20時まで営業時間を延長。
カクテルなどを提供するほか、お酒のおつまみになるようなメニューも販売しています。
ほかにも自家製のジンジャーシロップやレモンシロップを使ったジンジャエールとレモネードなど(各550円)があります。
冷たいドリンクの専用ボトル容器は、次回持参すると400円で飲み物を購入できるそうですよ!
ラーメンやミャンマー料理のお店「序の口」(※2023年6月20日営業終了)
過去に氣志團万博のフェス飯にも参戦した地元の人気店「序の口」。
オーナーの安達さんはミャンマー出身。
本場ミャンマー料理が、tassoの森で味わえるんです!
今回「セチェカウセ」(750円)というミャンマーの油そばを注文してみました。
ミャンマー料理は初体験!

汁のない混ぜそばで、スパイスが効きつつとっても優しい味。
砕いたナッツの食感がいいアクセントになっています。
モチモチした平麺がまたおいしい~。
パリッと揚がったサムサの中身はカレー風味のジャガイモ。
これも定番ミャンマー料理なんだとか。
お店のおすすめは、やわらかいタンドリーチキンがのった「ダンパウ」(900円)という炊き込みご飯。
バスマティライスという細長いお米を使っているのだそう。
今度行ったときにはぜひ試してみたい!

ほかにも定番の序の口ラーメン(850円)やチャーシュー麺(950円)、ミャンマーカレー(800円・サムサ、スープ付き)などのメニューもあります。
序の口も9月から営業時間が20時までと変更になりました。
お酒に合いそうな料理もたくさんあったので、ちょいと一杯なんかにもいいですね。
その際はハンドルキーパーとご一緒に!
九十九里や千倉から鮮魚を直送! 本格和食の「葉武里(はぶり)」
こちらは国民宿舎サンライズ九十九里が海の駅九十九里フードコート内に直営する「葉武里」の姉妹店、「葉武里tassoの森店」です。
九十九里産・千葉県産にこだわった新鮮な魚介類メニューが自慢。
日々新鮮な魚介類を、千倉漁港から直接仕入れているのだとか。
産直の海の幸を、袖ケ浦で味わうことができるなんて!
おすすめは刺身にふっくらジューシーなアジフライがついた「葉武里定食」(1,650円)。

料理長にうかがったところ、季節により魚の内容が変わるメニューもあるのだとか。
秋口にはカツオ、冬場にはマカジキなどが入荷することもあるそうですよ。

ほかにも「料理長おすすめセット」(1,500円)、地魚の煮付け定食(1,450円)、ミックスフライ定食(1,300円)などのメニューがあります。
どれもボリューム満点で、量・味共に満足できるはず!
3店とも注文はフードコート入り口にある券売機で。
座席は店内に約50席、外のテラス席32席。
もちろん店内・テラス席どちらで食べてもOK!
フードコートでひときわ目を引くカヌーは、福原さんの友人である春原(すのはら)さんが手作りしたものなんだとか!
ちなみに春原さんが作った竹とんぼも、tassoの森内で販売されています。
アナグマがすむ森に囲まれた、自然たっぷりの景観
駐車場に入った時から気になっていたのが、建物左手にある植え込み。
こちらはもしや…。
「はい、茶畑です。元々あった茶畑を、そのままシンボル的に見せたいなと思って直売所を設計しました。
来年の新茶の季節には、茶摘み体験ができるような計画を立てています」
と福原さん。
福原さんは米とお茶を作る現役の農家でもあるんです。
春先にはたけのこ掘り体験なども企画しているのだそう。
「tassoの森」という店名の由来を福原さんに尋ねたところ、
「tassoというのはイタリア語で『アナグマ』の意味。裏の森に本当にアナグマがすんでるんです。臆病なので姿を見せることはないと思いますが、今でもまだいると思いますよ」
とのこと。

tassoの森周辺を走る広域農道の沿道には、春にはひまわり、秋にはコスモスが美しく花を咲かせ、季節を感じながらバイクや車を走らせることができます。
ツーリング&ドライブスポットとしても名高い袖ケ浦海浜公園からもほど近い、自然豊かなロケーションです。
ご自身もライダーの福原さん。
「テラス席でご自分の愛車を眺めながら休憩や食事ができますよ。バイク仲間と愛車談義に花を咲かせるなどしてくれたらうれしいなあ」
と、熱く語ってくれました。
本当、この辺りはただ走っているだけで気持ちがいい道なんですよ~。
ぜひ皆さんにも体感していただきたい!
ドライブやツーリング、サイクリングの休憩としてはもちろん、ここを目的地としても訪ねたい。
そんな大注目の農産物直売所が、tassoの森なのでした!
tassoの森
住所/千葉県袖ケ浦市上泉1197
営業時間/9:00〜18:00
定休日/毎月第3水曜日定休
駐車場/普通車70台 大型5台
アクセス/姉崎袖ケ浦ICから1.2㎞ 車で約2分
問い合わせ/0438-38-3707
【フードコート営業時間】※農産物直売所は18時終了。
cucina Ragazza Carina
営業時間/9:00~20:00(LO.19:30)
定休日/直売所と同じ第3水曜日
序の口(※2023年6月20日営業終了)
営業時間/10:00~20:00(LO.19:45)
定休日/毎週月曜日・直売所と同じ第3水曜日
葉武里
営業時間/10:00~17:00(LO.16:00)
定休日/直売所と同じ第3水曜日