鎌ケ谷市ペタンク協会は今年で創立10周年。
9月11日には五本松小学校校庭で、外部参加者を交えた例会が行われました。

公開 2022/10/27(最終更新 2022/10/18)
カーリングに似たルールのペタンク
ペタンクは1910年にフランスで生まれたスポーツで、フランス語の「ピエ・タンケ」(=両足をそろえる、の意)が語源。
フランスでは競技人口500万人以上。
狭い場所でもでき、体力を必要としないので、小学生から高齢者まで気軽に楽しめるのが人気の理由です。
ルールは、オリンピックで注目されたカーリングに似ています。

ビュット(目標球)目掛けて両チームが球を投げ、1セット終了時にビュットにより近い場所に球がある方のチームに得点が入るというもの。


ビュットに寄せるだけでなく、相手の球をはじき飛ばしたり、時にはビュットをも移動させたりして、形勢逆転となることもあります。
目標となるビュットが動くことと、球が色分けされていないので、どちらが優勢か観覧者に分かりづらい点がカーリングとの大きな違いです。

ペタンクのルール
直径約7㎝、650~800gの金属球を使用します。
(1)1チーム2人なら3球ずつ、3人なら2球ずつ持ち、じゃんけんで先攻を決める。
(2)先攻が、直径約50㎝のサークル内から小さな色付き球(ビュット)を投げ、6~10m内に止まればこれを目標球としてゲーム開始。
※投げる時はサークル内からで、足を揃えて、手の甲を上にして投げる。
(3)先攻と後攻がビュット目掛けて1球ずつ投げる。
(4)以後、ビュットに遠いチームから投げ、全部の球がなくなったらここで1セット終了。ビュットにより近いチームに点が入る。
(5)以後、ビュットのあった位置にサークルを置き、勝ったチームが先攻で(2)~(4)を繰り返す。先に13点取った方が勝利。11点制で行うこともある。
初心者も思わずはまるペタンク体験
鎌ケ谷市ペタンク協会は会員55人で活動中。
コーチを置いているわけではありませんが、日本ペタンク・ブール連盟公認指導員・審判員の資格を持つ人が8人いて、新会員の指導に当たっています。


試合の前にまず、ロープを使って4×15mのコートを6面作ります。
全員で準備体操をしたら、トランプカードでチーム分けをして、いよいよゲーム開始。
それぞれ2個または3個の球を持ち、順番に投げていきます。
ゲームが始まると、投げた球がビュットの近くに止まるたび、歓声や拍手があちこちから上がっていました。
ペタンクは最後にどんでん返しがあることも多く、この日初体験の人が最後に決めて勝ってしまった場面も。


入会4年目の会員に話を聞くと、「こうして人と話ができるのが楽しい。最初は体験で参加したのですが、入会してみたらとても面白かったので、今も続けています」とのことでした。
会長の綾部利一さんは「現在50代から90歳までのメンバーがプレーしていますが、若い人にもぜひ参加してほしい」と話してくれました。
メンバー全員がマイボールを持っているという熱の入れようで、楽しんでプレーしている様子がうかがえました。
(取材・執筆/てんこ)
活動日・場所/
①第2・4・5日曜日
鎌ケ谷市立五本松小学校
②第1・3・5木曜日
福太郎アリーナ広場または中沢多目的グラウンド
※いずれも午前9時30分~正午
問い合わせ
TEL/047-446-4877
メール/k-tsuji@kmh.biglobe.ne.jp
辻