千葉公園の目の前に、個性豊かな飲食店を有する施設が開業。
街の記憶を継承し、地域の交流や発信の場としての活用が期待されます。
公開 2022/10/14(最終更新 2022/10/12)

編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
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10月22日(土)に新たに誕生する複合商業施設「the RECORDS」。
真っ白な立方体のような外観が特徴的なこの施設は、1986(昭和61)年に建てられたビジネスホテルをコンバージョン(構造躯体を活かしながら再構築)したもの。
街がもともと持っていた資源を活かし、新しい価値を付与することで、市民の憩いの場として生
まれ変わりました。
手掛けたのは、千葉市に拠点を置く「本能に、感動を。」の不動産デベロッパー拓匠開発。
同社はこれまでも、千葉公園のすぐ側にあるツリーハウスカフェ「椿森コムナ」の運営や、毎年梅雨の時期に千葉公園で開催されるイベント「YohaS」を千葉市と共催するなど、地域に深く関わってきました。
JR千葉駅から徒歩8分、千葉公園が間近という恵まれた立地ながらも、2019年の閉業からその価値を埋もれさせてきたビジネスホテル。
今回の開発では、その建物に新たな息吹を吹き込み、市の発信拠点として活用していきたいという願いが込められています。
幅広い年代が集える魅力的な飲食店

5階建ての建物のうち、3〜4階は同社のオフィス、1〜2階が飲食スペースとなり、4つの飲食店が登場します。
夏の間に過ごす別荘をイメージした「サマーハウスキッチン(デリ)」、公園のプールから連想した「プールバー」、止まり木(パーチ)で一休みする感覚で使いたい「コーヒースタンドパー
チ」、フランス語で屋根を意味する「ベーカリートイット」と、全て公園や自然を想起させるモ
チーフがテーマに。
多様なシーンに応じた店舗をそろえることで、老若男女、誰でも自由に楽しんでもらう目的もあります。

施設名の由来は、「街の『記憶』を刻んでいく場所」「日々、最高の記録を更新していく空間」「時を経ても価値を生むものの象徴であるレコード」の3つ。
その由来に倣い、古きものを残し、時代の流れに即した新しいスタイルを取り入れる「the RECORDS」は、地域の交流拠点として、市民に愛される場所になることでしょう。
住所/千葉市中央区弁天3-2-18
営業時間/午前7時~午後11時(※店舗により異なる)水曜定休
※10月22日(土)、23日(日)は午前10時~午後5時
問い合わせ
メール/the-records@takusho.co.jp
HP/https://the-records.com/