コロナの影響で中止が続いていた秋の風物詩が、3年ぶりに開催されます。

成田山周辺に、津軽三味線をはじめとした弦楽器の音が響き渡ります。

公開 2022/10/14(最終更新 2022/10/12)

ちいき新聞ライター

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津軽三味線中心の初日。迫力の大演奏

成田山のお不動様の左手にある縄が弦のように見えることから着想を得て始まったという成田弦まつり。

今回が28回目です。

1日目は「津軽三味線中心の和の演奏」の日。

成田山周辺に設けられた7カ所のステージで、津軽三味線の力強いパフォーマンスが繰り広げられます。

今を代表する演奏家たちが参加
今を代表する演奏家たちが参加

この日の昼の見どころは総門前ステージで開催される「けやぐ三味線バトル」。

「けやぐ」とは、津軽で「仲良し」を指す言葉。

今後が期待される若手演奏家による、若さあふれる演奏が楽しめます。

初日を締めくくるのは、夕方から始まる、成田山奉納津軽三味線大演奏。

当代一流の津軽三味線の演奏家たちをはじめとした、総勢160人による大演奏会です。

日が落ちゆく境内に響き渡る音色の迫力は圧巻。

一流演奏家のソロパートもあり、成田弦まつり一番の見どころとなります。

本堂前の津軽三味線大演奏(写真は2019年の様子)
本堂前の津軽三味線大演奏(写真は2019年の様子)

2日目はギター、チェロなど洋楽器も

洋楽器や、寄席、踊りなど、さまざまなジャンルが楽しめるのが2日目です。

初日と同じく成田山周辺のステージ各所では、ギターやチェロの演奏が。

午後には、まちかどふれあい館で、「門前成田寄席」と銘打った落語会が楽しめます。

正午前に出発する成田のをどりパレードでは、華やかな着物姿の女性180人が、表参道を踊りながら練り歩きます。

それぞれに趣向を凝らした2日間。

秋の休日を彩ります。 (取材・執筆/倫)

成田山奉納 成田弦まつり

津軽三味線中心の和の演奏
日時/10月15日(土)午前10時30分~午後5時30分
(開会式午前10時~)

さまざまな弦楽器の演奏
日時/10月16日(日)午前10時30分~午後5時
※雨天中止

場所/成田山新勝寺境内・表参道・西参道
住所/千葉県成田市成田1

問い合わせ
TEL/0476-22-2101
成田商工会議所
※交通規制あり
※プログラムや雨天中止の情報は成田商工会議所HP(http://www.naritacci.or.jp/)を参照のこと