埼玉県越谷市、花田四丁目自治会館の一番奥に、地域家庭文庫の一つ「どんぐり文庫」があります。
なじみのある絵本から最新の科学図鑑まで、児童書が壁いっぱいに並んでいます。
公開 2022/10/18(最終更新 2022/10/17)

「一緒に楽しもう」から広がった文庫活動
本の貸し出しの他、おはなし会やわらべうた講座などの活動もしており、2019年に文部科学大臣賞を受賞しました。

代表を務める原賀絵三子さんは、27年目となる文庫活動を通して地域貢献する一方で、個人で地域の小学校の交通指導員や家庭教育アドバイザー、読み聞かせボランティアとして教育活動に協力し、子どもたちの豊かな成長を支えています。
子育てをしていて、子どもと一緒に楽しいことを経験していくうちに活動が広がったそうで、知人と2人で始めたどんぐり文庫も、今は16人の仲間がいます。

親子をつなぐツール「わらべうた・絵本」
最近の原賀さんの活動の中心は「わらべうた」です。
まだ会話ができない赤ちゃんとのコミュニケーションツールに好適だそうで、「赤ちゃんはママの声で言葉を学び、ママの笑顔で心が育つんですよ」とのこと。
また、絵本の楽しみは「空想遊び」だと言います。
どんな本が好きで、どんな空想を描くのか…、子どもの「好き・自分らしさ」を発見するのに大いに役立ててほしいと、埼玉県立図書館の「絵本のタネまきプロジェクト」にも参加しています。

「たくさんの本と出合って宝物の一冊が見つかりますように」
現在、どんぐり文庫では本の貸し出しのみ行っています。
お話し会は再開できるように準備を進めているところです。
(取材・執筆/moco)
どんぐり文庫
場所/花田四丁目自治会館
住所/越谷市花田4-12-18
日時/第3金曜午後3時~午後5時(貸し出しのみ)
問い合わせ
TEL/048-963-8457 原賀