太鼓ファンが首を長くして待っている年1回の大イベント、草ぶえの丘太鼓まつり。

この2年、コロナの影響に泣かされてきましたが、今年は従来の形で開催予定です。

公開 2022/10/19(最終更新 2022/10/14)

ちいき新聞ライター

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コロナ禍でもなんとか開催を

園内ステージのチーム演奏
園内ステージのチーム演奏

毎年草ぶえの丘で開催され、全国から30余りの太鼓チームが集まって、熱い演奏を見せる「草ぶえの丘太鼓まつり」。

コロナ禍以降、2年前は中止。

内容を見直し、なんとか開催したいという思いで動いた昨年、一時は再び中止になったものの、時期を変更して開催に至りました。

「コロナにより演奏機会がなくなり、練習の目的を失って活動自体ができなくなったチームがありました」と話すのは、太鼓まつりの実行委員であり佐倉太鼓衆のメンバーでもある杉本さん。

それを知って、活動継続の支えとなるなら開催しなくてはならない、と強く思ったそうです。

「昨年の開催も満場一致で決まったわけではありませんでした。でも、結局感染者は1人も出なかった。感染対策をきちんと取っていれば通常通り行えると思いました」

太鼓仲間が心から楽しむ場所を

草ぶえの丘太鼓まつり開催のきっかけは、印西地区で開催の別のイベントだったといいます。

野外で太鼓のイベントをやりたい、と草ぶえの丘で開催するようになったのは2015年。

いつも根底にある思いは「太鼓仲間の和をつくりたい」というものでした。

草ぶえの丘太鼓まつりの演奏は技術を競うコンテストではなく、盆太鼓と創作組太鼓の垣根もありません。

「経験者も初めての人も、老若男女、太鼓を愛する人全ての人たちが心から楽しむ場所をつくり上げたい」と杉本さんは話します。

今年はコロナ前の姿に戻り、2日間朝から太鼓の音が鳴り響きます。

大太鼓の開放や、他ではなかなか見られない和太鼓体験のワークショップも行われ、希望者はステージでの発表もできます。

大太鼓開放
大太鼓開放
ワークショップ風景
ワークショップ風景

まつりの目玉ともいえる「幻想夜舞台」は1日目の夜。

幻想的な光の中で、出演者たちが次々と織りなす大迫力のステージをお楽しみください。

幻想夜舞台の合同演奏
幻想夜舞台の合同演奏

(取材・執筆/すなお)

※社会情勢により中止または変更になることがあります。最新情報をHPや草ぶえの丘に確認の上お出かけください。

日時/10月22日(土)・10月23日(日)
午前10時~午後7時半(23日は午後5時まで)※雨天決行・荒天中止
場所/佐倉草ぶえの丘
住所/千葉県佐倉市飯野820
入園料/高校生以上410円、小中学生100円、未就学児無料 ※イベント観覧無料

問い合わせ
佐倉草ぶえの丘
TEL/043-485-7821
HP/http://kusabuenooka-taikofes.com