市原市では、SDGsを広めるため、SDGs学習ゲーム「Get The Point」の市原版を制作し、学校や出前講座などで活用する新しいプロジェクトを進めています。
公開 2022/12/03(最終更新 2023/03/29)

ねんじ
3人の男子の育児に奮闘中の母ちゃんライター。趣味は、寝ること、食べること、時々キャンプ。身近な地域でキラリと輝く人や物に目を向け、読んだ人が元気になれるような記事を書くことが目標です。
記事一覧へ若者を中心に市原版のゲームを制作中

SDGs学習ゲーム「Get The Point」とは、資源カードを使ってアイテム(商品)を作り、そのポイントを競うボードゲーム。
1回戦目は4人で競い合い、2回戦目は4人で協力してゲームを行います。
ルールを変えて遊ぶことで、協力や助け合いによって持続可能な未来を作ることを体感できるのが特徴です。
市原市では、このゲームがより愛着を持って活用されることを目指し、市の特徴や課題を盛り込んだ市原版の「Get The Point」を制作するプロジェクトチームを、今年6月に立ち上げました。

チームのメンバーは、SDGsの目標である2030年に社会の最前線で活躍する高校生などの若者を中心にした9人。
「市原市ってどんなまち?」「幸せな未来って?」と話し合いながらゲームの内容を検討しました。
例えば市原市の特産品である梨、イチジクなどを資源カードに掲載したり、2019年に市に大きな被害をもたらした豪雨や台風、イノシシなどの獣害などをゲームに盛り込む予定です。
ゲームが広く活用されるために
このプロジェクトがスタートしたきっかけは、市原市が2021年5月に千葉県内の自治体として初めて「SDGs未来都市」に選定されたこと。
市の企画部総合計画推進課が中心となり企画を考えました。
今後はファシリテーターを100人養成、ゲームを1000セット制作し、市内すべての小中学校などへ配布することなどを計画。
ふるさと納税やクラウドファンディングも活用し、「みんなで作るゲーム」を目指します。
9月12日には市東第一小学校でゲームの試作版体験会を実施。

子どもたちからは、「楽しかった!」「みんなで協力した方がゲームが長く続いた」との感想が聞かれ、楽しくSDGsの大切さを体験できたようです。
「未来を担う若者がSDGsを学び行動するきっかけになってほしい。また、市原市の魅力や取り組みをゲームを通して知ることで、市に愛着と誇りを持ってほしい。それが市原市の持続的な発展につながれば」と市の担当者は語ります。
現在試作版から最終版にブラッシュアップ中の市原版「Get The Point」。
完成が待ち遠しい!
※問い合わせ
TEL/0436-23-9820
メール/soukei@city.ichihara.lg.jp
市原市企画部総合計画推進課
市ウェブサイト(プロジェクトのページ)
https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=62a1325982635255e349d917
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