チェルノブイリ(チョルノービリ)と福島の被災地に通い、一般の人が目にできない風景を捉え、全国で巡回展示してきた中筋さん。
その写真展とトークイベントが鎌ケ谷市で開催されます。
公開 2022/12/21(最終更新 2022/12/20)

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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。
記事一覧へコンセントの向こう側の世界を忘れない

福島原発事故の時、自らの暮らしとつながる地での原発事故に驚き、「コンセントの向こう側」への行脚を決意した中筋さん。
2007年からチェルノブイリを6回訪問し、2冊の写真本を出した実績が助けになったのか、事故の2年後には立ち入り許可証を入手。
帰還困難区域にも足を踏み入れ、線量計の音を聞きながら、人影を失った被災地の住民すら見られなかった風景まで精力的に撮り続けてきました。


3月11日で時が止まった食堂、学校、スーパー。
人が残した傷口を覆うかのように年を追うごとに広がる植物。

復興の一方で帰還を諦め解体される家。
撤去される「原子力・明るい未来のエネルギー」の大看板など。
中筋さんの写真は、言葉より饒舌な福島の語り部となってきました。
福島の実相を伝えるために全国巡回する
ファッション、映画、スチール写真などの撮影を本業とする中筋さん。
チェルノブイリと福島の写真については、新宿西口プロムナードギャラリーなど、これまで40カ所の市民ギャラリーや美術館で、入場無料の写真展を開いてきました。

鎌ケ谷市での展示も、誰もが見られる「きらりホール・ロビー(展示スペース)」を会場とし、無料公開されます。
中筋さんの写真展は、「写真を目にしたら、自分も一緒に何かせずにはいられなくなった」という多くのボランティアや寄付に支えられてきました。
17年からは十数人のアーティスト仲間が集い、大会場で歌、踊りもある「もやい展」も始まり、すでに4回開催されたそうです。
浪江町の街並みを歩いているかのように感じられるパノラマ写真も展示。

1月22日(日)にはトークイベント(有料)もあり、初日と週末には中筋さんが在廊、直接話す機会もありそうです。
買い物帰りなどに寄ってみては。

日時/2023年1月16日(月)~22日(日)午前9時~午後5時
※初日は9時から設営しながら公開、午後3時から本格公開
会場/鎌ケ谷市きらりホール ロビー(展示スペース)
住所/千葉県鎌ケ谷市富岡1-1-3
料金/入場無料
中筋純さんトークイベント & 映像作品の上映
日時/2023年1月22日(日)午前11時~午後0時半
会場/鎌ケ谷市中央公民館第1学習室(きらりホールと同じフロア・奥)
住所/千葉県鎌ケ谷市富岡1-1-3
料金/500円
申し込み
TEL/090(6937)3313 佐藤
メール/disce_gaudere1126@nifty.com
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