フェンシング界期待のホープ・外賀桜祐さんの父、寛明さんは、桜祐さんのフェンシングが上達するにつれて接し方を変えたと話します。

外賀桜祐さん  外賀寛明さん
寛明さん(左)とレッスン終わりの桜祐さん

公開 2023/03/01(最終更新 2023/02/28)

閑(ひ ま)

閑(ひ ま)

編集&記者。佐倉市在住。閑と書いてひまです。休日は引きこもりの完全インドア派ですがロッキンは毎年全通します。運動は歩くのが限界です。★Twitter★@chiiki_hima

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コーチの後押しで本格的にやるように

桜祐さんが小学1年生で始めたフェンシングを平日の月・水・金に加え、土日もレッスンと、本格的に打ち込むようになったのは、小学3年生の頃からでした。

フェンシング練習
さまざまな年代の子たちとゲームをしながら感覚を磨く

コーチに背中を押され練習を増やし苦労したのは、練習場への移動。

外賀家は共働きで、共に仕事を調整しながら分担して送り迎えを担当しています。

また、外賀家は桜祐さんの他に1人の兄と2人の姉の4人きょうだい。

4人の子育てについて寛明さんは、「きょうだいで差をつけないように気を付けています。例えば弟がフェンシングで良い成績を収めた時に、妻が桜祐を目いっぱいほめるなら、私は他の子たちと接するようにしています」と話します。

「楽しかった」が一番うれしい

3年生になった22年は豆フェンサーRyo杯で優勝、第60回中日本フェンシング選手権大会で準優勝、杉並区民大会祭フェンシング競技で優勝と好成績を収めた桜祐さん。

しかし、「始めたばかりの頃は負けることも多くて、よく泣いていました」と寛明さん。

また、これまでは勝っていた相手に負けてしまう挫折も経験したと言います。

「その頃は試合に勝ったら、次も勝てるといいねと声をかけていて。それがプレッシャーになっていたのかも」

転機は江村宏二コーチとの出会いでした。

「楽しむ」ことを大切にする指導で、桜祐さんは試合のように練習し、練習のように試合に挑むように。

寛明さんも、試合で勝った時にはうれしい気持ちを自分なりの言葉で伝え、ただ一緒に喜ぶのみに。

「今は試合の後、笑顔で楽しかったと言ってくれるのが何よりうれしいです」

ファイティング
ファイティングと呼ばれる試合形式の実践練習

スーパーキッズの土曜に密着!

8:00 起床・朝ごはん

朝ごはんはごはん派。

よく食べるのはキムチや卵と合わせて。

今は納豆がブームなんだとか。

外賀桜祐さん
食べるのが大好き! 同級生の中でも背は高い方♪

9:30出発

10:30トレーニング

個別指導で重心や体幹を鍛えるトレーニング。

俊敏性なども養うための大切な時間。

重心トレーニング jassbaアスリート塾
「jassbaアスリート塾」での重心トレーニング

13:00帰宅・お昼ごはん

14:00出発

15:00 フェンシングクラブでレッスン

元オリンピック選手で元日本代表監督も務めた江村宏二さんらが指導する「EXDREAMSPORTS」へ。

試合形式のレッスンでは「悔しい思い」も練習。

フェンシング練習
さまざまな年代の子と一緒に切磋琢磨(せっさたくま)

17:00移動

車の中で軽くごはん

19:00 レッスン

所属するフェンシングクラブ「東京ガーデンフェンシングクラブ」で再びレッスン。

フェンシング練習
フェンシングは駆け引きが大事な心理戦の競技

21:00移動・夜ごはん

22:30帰宅

長い一日お疲れさまでした!