「絵本の読み聞かせのプロ」として全国を飛び回る「聞かせ屋。けいたろう」さんが、今年も三郷市にやって来る。

けいたろうさんに「聞かせ屋」の活動や読み聞かせの魅力について話を聞いた。

 

青空で読み聞かせ
開放感のある屋外での青空絵本ライヴ(過去の三郷市での開催の様子)

公開 2019/09/30(最終更新 2023/03/29)

かなえ

かなえ

娘2人の母。犬(チワポメ)の散歩と晩酌が日課です。結婚後、兵庫県→埼玉県吉川市に。移住から10年、すっかり埼玉人のつもりですが娘たちが最近変な関西弁を喋るのが心配です。

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子どもだけじゃない 大人も絵本が楽しい

けいたろうさんは元保育士。

学生時代の保育者養成課程の授業で「読み聞かせ」を楽しむ学生たちの姿を見て、「大人でも絵本は楽しめるのでは」と感じたのが「聞かせ屋」となるきっかけだった。

ストリートミュージシャンとして路上ライブの経験もあったので、大人に絵本を楽しんでもらうため、夜の路上で、大人に向けての絵本の読み聞かせをするようになった。

「初めて読み聞かせをした夜に、2人の女子高校生が涙を流して聞いてくれたのがうれしかった。その思い出が今につながっている」と振り返る。

その後も夜の路上で読み聞かせを続け、武者修行で日本を飛び出し4カ月のアメリカ公演も経験するなど、活躍の幅を広げるけいたろうさんは、絵本作家として文章も担当している。

大きい絵本読み聞かせ
コミュニケーションが生まれるのも読み聞かせならでは

距離感とライブ感が読み聞かせの魅力

けいたろうさんは読み聞かせの「ライブ感」を大切にしている。

声の届く距離で、読み手と聞き手が交流できるのが読み聞かせの醍醐味。

「しかし主役はあくまで絵本。自分自身が絵本が好きなので、まず自分が読み聞かせを楽しんで、その絵本の魅力を引き出したい。その中で聞く人それぞれが面白さや良さを感じてくれれば」と語る。 

三郷市で開催される「青空絵本ライヴ」は、のどかな芝生の公園が会場。

ヨーロッパ生まれのマヌーシュ・ジャズを中心に活躍するギタリスト河野文彦さんの生演奏ともコラボレーションして、大きな声で歌ったり体を動かしたりしながらの読み聞かせになる。

読書の秋、芸術の秋。

大人も子どもも一緒になって楽しんでほしい。 

読み聞かせけいたろうさん
「聞かせ屋」を始めて13年。全国を駆け回るけいたろうさん

日時/10月5日(土)午前10時30分~正午

【午前10時30分~午前11時】
0~3歳児のおすすめ絵本

【午前11時30分~正午】
4歳児以上のおすすめ絵本

場所/三郷中央駅前 におどり公園

※雨天は三郷市立東和東地区文化センター
(新和3-261-2)

料金/無料

定員/各回120人※申込不要。当日直接会場へ

問い合わせ/048(953)0211
三郷市立東和東地区文化センター