構想から市民協働で完成を迎えた「松原児童青少年交流センターmiraton(ミラトン)」が、今年1月4日から運営を開始。

新たな集いのスポットに多くの利用者が足を運んでいます。

公開 2023/04/04(最終更新 2023/04/03)

かなえ

かなえ

娘2人の母。犬(チワポメ)の散歩と晩酌が日課です。結婚後、兵庫県→埼玉県吉川市に。移住から10年、すっかり埼玉人のつもりですが娘たちが最近変な関西弁を喋るのが心配です。

記事一覧へ

「草加未来トンネル」略してミラトン

「ミラトン」の利用者は30歳までの若年層を中心に、多世代が利用できる複合施設です。

多くの機能が詰め込まれ、年齢や市内外を問わず誰でも利用できます。

松原児童青少年交流センター miraton
一面ガラス張りで開放感があり一体感を感じさせる外観

中央のトンネルと左右に連なる半円形のデザインが印象的な建物も、市民との意見交換やアンケートなどを基に市民協働で作られました。

公募で選ばれた愛称「ミラトン」は、建物の特徴から「未来に通じるタイムトンネル」を想像し、「草加未来トンネル」と名付け、それを略したものです。

エントランス
風通しの良い柔らかなアーチを描くトンネルが目を引きます

青少年の活動をサポートする設備が充実

松原児童青少年交流センター miraton
日の光が入り、明るく見通しの良い建物内

建物内部は仕切りをなくし、端から端までつながった一つの空間にすることで、人と人が行き交いやすくなっています。
大きなイベントの際には複合的に幅広く使えるようにという、利便性も想定した構造です。

多目的に使用できるマルチルームや子どもの遊び場、小中学生を含む学生たちが自主学習や工作ができるスペースがある他、200人収容可能なホールなどがあります。

草加Miratonホール
スポーツにもコンサートにも利用できるよう設計されたホール
ラーニングスペース
2階ラーニングスペースは宿題・読書・PCなどに適した1人用テーブルが。グループワークも可能な長机も

4月からはドラムセットと音響機器が常設の音楽室と、鏡張りのダンス室の予約・利用が開始される予定です。

ロビーにはピアノも常設され、音楽活動を支援する設備が整っている点も特徴です。

音楽室
音楽室はドラムセットと音響機器が常設されています

利用者と一緒に作り上げていく施設に

屋外の広場は芝生養生中で、今年の秋ごろ開放予定。

ゆくゆくは外遊びやボール遊び、ピクニックなども可能になるそうです。

現在は、平日午前中は乳幼児向け、放課後の時間帯には小学生向けのイベントが主に行われていますが、まだオープンしたばかり。

おやこルーム
乳幼児と保護者が利用できる「おやこルーム」。授乳室・おむつ交換台もあり

これからも訪れる人にとってより良い居場所に作り上げていくために、利用者の希望や意見を取り入れながら工夫を重ね、イベントなども企画されるそうです。

訪れた際には職員の人にも声をかけてみては。 

松原児童青少年交流センター
miraton(ミラトン)
住所/埼玉県草加市松原4-4-3
開館/午前9時~午後9時
※小学生は夕焼けチャイムまで、中学生は午後7時まで
休館/年末年始(12月29日~1月3日)
問い合わせ
電話番号/048-941-0031
ホームページ/https://sokamiraton.com/