常に雨風にさらされる家の外壁は経年による劣化がしやすい場所。
快適に住み続けるためにも定期的なメンテナンスを。
お話を聞いたのは
公開 2023/04/25(最終更新 2023/12/25)

編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
記事一覧へ築10年過ぎたら考えたい外壁塗装
一般的な木造住宅は、建てて終わりではなく定期的な点検と修繕が必要です。代表的なのが築10~15年を目安に行う外壁塗装工事。「美観」も目的の一つですが、外壁に「塗膜」をコートすることで防水性が上がり、大切な住まいを雨や紫外線から守ります。
ある程度の工事費用がかかるためちゅうちょする人もいるかもしれませんが、これを怠ると建物の劣化が進み雨漏りなどの原因に。20年30年と放置した結果、張り替えなどの大規模修繕になればかえって莫大な費用がかかってしまいます。
また、「見た目にコケや汚れがないから大丈夫」ではなく、一定の時期が来たらプロに点検を依頼するのがお勧めです。
なお、最近では「30年メンテナンス不要」などとうたっている建材もありますが、周辺の環境や気候にも劣化の速度は左右されるもの。念のため点検だけでもしておくのが安心です。

屋根やベランダも一緒にメンテナンス
塗装だけでなく、目地部分に使われるコーキング材のメンテナンスも実は重要。防水の他、地震の揺れを吸収する役割もあり、経年でコーキング材が硬化したりやせたりすることで本来の効果を発揮できなくなります。
すると外壁のひび割れや建築下地への浸水など深刻な事態を招くことに。コーキング材の寿命は10年ほどなので、外壁塗装の際に一緒に施工するのが一般的です。ちなみに屋根も原則定期的な補修がマスト。
さらにベランダの防水塗料にも寿命があるので、外壁塗装工事と同じタイミングで屋根やベランダのメンテナンスも検討するといいでしょう。

業者を選ぶ時に見るべき点は?
業者選びに迷ったら、見積書を見比べてみてください。「塗料の種類」「塗装の回数」「使用する缶の数(量)」が明確に記載されているか、「工事一式」ではなく「100平方メートル当たり単価いくらで合計…」と細かく内容が書かれているか確認を。
相場に対して安過ぎる金額や逆に高過ぎる金額を提示してくる業者、さらに極端な値引きをする業者も要注意です。
また、塗料はグレードが高いほど良いと思いがちですが、劣化状況や建材によって最適な塗料は異なります。使用する塗料や工事内容について、「なぜ必要なのか」と理由をしっかり聞いた上で納得できる業者を選ぶのがポイントといえます。
外壁塗装工事にベストな季節は?メリット・デメリットをご紹介
春 | |
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メリット | 過ごしやすい気候のため窓を閉め切っていても気にならない |
デメリット | 長雨や梅雨に差し掛かると工期が延びる可能性が高い |
夏 | |
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メリット | 塗料の乾きが早い。日没が遅い分、長く作業ができる |
デメリット | エアコンが苦手な人は窓を閉め切るのがストレスに感じることも |
秋 | |
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メリット | 過ごしやすい気候のため窓を閉め切っていても気にならない |
デメリット | 台風に当たると工期が延びる恐れが |
冬 | |
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メリット | 空気が乾燥しているため壁材の含水率が低く、塗料の定着性がアップする |
デメリット | 午後3時以降は日照量の関係で塗料が乾かないため作業時間が限られる |
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