小・中・高校生8人で結成したCoderDojo船橋・若葉みつわ台連合チームが「マインクラフト」の全国大会で参加者6019人、426作品の中から、優秀賞(2位相当)を獲得。

3月13日に船橋市役所を訪問し、市長に受賞報告を行いました。

※CoderDojo…子どものためのプログラミング道場

※記事中の学年は取材当時のものです

船橋プログラミング部
松本教育長(左)、松戸徹市長(右)とチームの代表4人

公開 2023/04/28(最終更新 2023/08/31)

ハマミエ

ハマミエ

鎌ケ谷出身&在住のフリーライター。趣味はドライブと食べ歩き。温泉とコーヒーとウクレレが好き。生まれ育った鎌ケ谷の知られざる(?)魅力を発信して地元を元気にしていきたいと思っています。https://lit.link/hamaemi

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3カ月かけて子どもたちがリモートで制作

マインクラフトは、3Dブロックを使って建築や冒険をするビデオゲームです。

「Minecraftカップ」では、世界各国の教育現場で活用されている「教育版マインクラフト」を使い、作品の内容を競い合います。

2022年大会のテーマは「生き物と人と自然がつながる家・まち~生物多様性を守ろう~」でした。

船橋市で活動する「CoderDojo船橋」と千葉市若葉区で活動する「CoderDojo若葉みつわ台」に通う小学生2人、中学生3人、高校生3人は、2022年6月にチームを結成。

最初に大会テーマに合わせてどのようなものを作りたいかを全員で話し合い、ゲーム内に作る建物ごとに担当者を決めました。

離れて住んでいるため、週1回オンラインでコミュニケーションを取りながら、3カ月かけて「あたらしいがいっぱい初島~UIisland 地球と共に過ごす暮らしを、愉しみを」を制作。

地上は自然環境、地下には居住施設や病院を作り、サンゴの養殖の研究施設や博物館も建設しました。

船橋プログラミング部
作品は自然を守りながら人々の生活と共存するための仕組みを考えて制作されました
船橋プログラミング部
白化したサンゴを復活させるための養殖研究施設
船橋プログラミング部
グラスボールはプログラムを組んで作り上げました
船橋プログラミング部

最終審査では、技術の高さと作品の美しさが評価され、ヤング部門で「優秀賞」と特別賞の一つの「こどもとIT賞」をダブル受賞しました。

船橋プログラミング部
Minecraftカップ全国大会での表彰式

社会課題の解決のアイデアをマイクラで表現

メンバーは、3月13日に船橋市役所を訪問し、松戸徹市長と松本淳教育長に、作品を動画で紹介し受賞報告をしました。

船橋プログラミング部
受賞の喜びを語るチーム代表の4人
船橋プログラミング部
受賞作品のプレゼンテーションをする山永有悟さん(千葉市立みつわ台中学校3年)

チームリーダーの増澤北斗さん(船橋市立船橋高等学校1年)は、「大会は年々レベルが上がっているので、優秀賞の受賞ができ、とてもうれしいです」と喜びを伝えました。

松戸徹船橋市長は、「想像力が素晴らしい。マインクラフトは、災害に強いまちづくりなどにも活用できるかもしれない」と作品の完成度の高さに驚いていました。

ジャラーヒシャム健希さん(船橋市立二宮中学校1年)と石原央祐さん(印西市立木刈小学校5年)は、「マインクラフトは楽しい。プログラミングも勉強してもっと上手になりたい」と笑顔で抱負を語っていました。

2023年の大会テーマは「誰もが元気に安心して暮らせる持続可能な社会~クリーンエネルギーで住み続けられるまち~」。

1人から最大30人までのチームで参加できます。

第5回Minecraftカップ (minecraftcup.com)についてはこちら

【問い合わせ】
団体名:船橋プログラミング部
代表 :増澤智将
連絡先:funabashi@coderdojo.chiba.jp