流山市に子どもの権利条約を広めるプロジェクトは、子どもの権利を正しく知ってほしいと、地域子育て支援団体ネットワーク「流山子育てネット」が企画。

「誰でも」「分かりやすく」「参加しやすい」学びの場を作ります。

公開 2023/07/31(最終更新 2023/07/31)

ちいき新聞ライター

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「こども家庭庁」の発足がきっかけ

流山子育てネットは、「どの子も見守られる街 流山」を目的に、地域の子育て課題に取り組む団体です。

同団体代表の田中由実さんは「流山においても事件・事故、不登校など、子どもたちを取り巻く環境は不安定です。だからこそ子どもたち自身が、子どもに権利があることを知ってほしい」と言います。

流山子育てネット  田中さん 小澤さん
流山子育てネット代表の田中さん(左)とスタッフの小澤さん

日本は、子どもたちの幸福度・自己肯定感も低いのだとか。

田中さんたちは、子どもから大人までが学べるように、子ども権利条約が定める子どもの権利の4つの柱「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」から、「参加する」をメインに据えたプロジェクトを企画しました。

「参加する」とは、自由に意見を表したり、グループを作って活動を行ったりできることをいいます。

大人も子どもも「感じる」ことから

プロジェクトは全5回。

場所はいずれも流山エルズ(流山市生涯学習センター/流山市中110)で行われます。

第1回は7月9日に基調講演とシンポジウムが行われ、パネリストには市内で子どもに関する活動をしている団体が参加しました。

子どもの声を聴くシンポジウ ム

子どもの声を聴くシンポジウム
7月9日の第1回基調講演と「子どもの声を聴くシンポジウム」に多くの参加がありました

第2回・3回は親子で参加しやすいよう夏休み中に開催。

第2回は8月5日(土)、大人・中高生を対象に、講師を交えての自由討論会。

第3回は8月21日(月)、子ども権利かるた大会と子ども向けワークショップで、遊びながら楽しく学べます。

第4回は12月16日(土)に大人対象の講演会、第5回は来年の1月21日(日)に「なんでやねん すごろく大会」が予定されています。

詳細はホームページで確認を。

田中さんは「五つのプロジェクトを通して自分たちには権利があると『感じ』て、自分たちのことを自分たちの言葉で表すことができるようになってほしい。そして、そのために子どもの気持ちを受け止められる大人が増えてほしい」と語ってくれました。

(取材・執筆/TOUKO)

子どもの権利条約を広めるプロジェクト

子どもの権利条約を広めるプロジェクト

※問い合わせ
流山子育てネット
電話番号/090-6056-8784
ホームページ/https://kosodatenet-nagareyama.jimdofree.com/