春らしい陽気の日も増え、天気の良い日には公園へお出かけしたくなる季節になりました。
流山市野々下にある「コミュニティ第2児童公園」は、園内にかいじゅうのオブジェが多くあることから「かいじゅう公園」という愛称で親しまれています。
外遊びが楽しくなる季節に向けて、大迫力のかいじゅうたちが待ち受けるかいじゅう公園を取材してきました!
▼ かいじゅう公園(コミュニティ第2児童公園)とは?
▼ コミュニティ第2児童公園にはどうしてかいじゅうがいるの?流山市に聞いてみた!
▼ コミュニティ第2児童公園(かいじゅう公園)の場所・アクセス方法
かいじゅう公園(コミュニティ第2児童公園)とは?
かいじゅう公園(コミュニティ第2児童公園)は、流山市野々下にある長崎小学校の目の前にあります。
閑静な住宅街に大きなかいじゅうたちがのっそりと佇む様子は、そのミスマッチ具合がなんとも言えず刺激的! お子さんが喜ぶことは間違いなしで、大人でもワクワクが止まりません。
5頭の大きなかいじゅうが生息しています!
かいじゅう公園で発見できたかいじゅうは計5頭。早速1頭ずつ見ていきましょう。
公園の入り口で早速1頭目を発見! とても大きな背びれを持つかいじゅうが迎えてくれました。どこか肉食恐竜のディメトロドンを彷彿とさせる姿ですね。
ディメトロドン似のかいじゅうの横にはもう1頭、くちばしが大きな背の高いかいじゅうが!
3頭目。入り口から少し奥に進むと、首の長いかいじゅうが竹やぶをバックにどしんと立っていました。
かいじゅう公園のなかで最も大きかった4頭目のかいじゅうはこちらです。ギザギザの背びれが印象的な、強そうなかいじゅうですね!
大人が見ても結構迫力があったので、小さなお子さんだと少し驚いてしまうかもしれません。
公園の最奥に鎮座していたのは、トリケラトプス風のかっこいいかいじゅう。後ろの竹やぶから今まさに出てきたような迫力がありましたよ。
個性豊かな5頭のかいじゅうたちとたわむれたり、写真を撮ったり、いろいろな楽しみ方ができそうです。

かわいい動物オブジェにも注目!
こんなに大きくてリアルなかいじゅうだと、うちの子が怖がってしまうかも…と思った方もご安心ください!
大きなかいじゅうたちの足元には、小学生以下のお子さんでも親しめそうな小さくてかわいい動物たちがいます。
かいじゅう公園の動物たちは、ちょっとユニークな見た目をしています。公園の愛称が「かいじゅう公園」というくらいだから、動物の姿をしたかいじゅうなのでしょうか。
たぬき風のかいじゅう。有名な信楽焼のたぬきの置物に負けないくらいの大きなお腹を持っていて、なんだかご利益がありそう。
イタチらしき黄色いかいじゅう。小さな子どもが背中に乗って遊べそうです。
恰幅の良いカエルのかいじゅう。
カエルのかいじゅうには仲間がいました。
鉢巻を付けたタコさんのかいじゅう。そういえば、タコ=鉢巻という印象が根強いのはなぜなのでしょうかね?
大きなかいじゅうの足元には緑色のかいじゅうが。これは深海魚か!?と思いましたが、よく見たら羊風のかいじゅうでした。
羊のかいじゅうを観察していたところ、奥の笹やぶの中に何者かを発見…!
おそるおそる近づいてみると、サルのかいじゅうでした!
サルのかいじゅうは、いつの間にか笹やぶに飲み込まれてしまったようです。笹の繁殖力は恐るべきものなので、かいじゅうでも太刀打ちできなかったのでしょう…。
ユニークな遊具で遊び尽くそう♪
かいじゅう公園の面白さは、かいじゅうのオブジェだけにとどまりません。他の公園ではあまり見かけないようなちょっと変わった遊具にも注目です。
かいじゅうが大きく口を開けているようにも見える!?巨大なすべり台と砂場です。
ちなみに、すべり台の奥に見えるのは桜の木なので、春には桜とかいじゅうのコラボレーションも楽しめますね。
角度が付いているため、筋力がないと攻略が難しそうなうんてい。パパが日頃の筋トレの成果を披露できるかもしれません。
いろいろな遊び方ができそうな、あり地獄のような大型の遊具も! 斜面にチェーンが垂れ下がっていて、チェーンを掴みながら登ったり下りたりして遊べるようです。
かいじゅう公園の遊具は、どれも歴史を感じさせる雰囲気で、新しい公園の遊具には出せない貫禄があります。どちらかといえば、未就学児よりも小学生以上の大きなお子さんのほうが楽しく遊べそうな遊具でしょうか。
かいじゅう公園にはトイレもあります。
公園に設置されている水道まで、心なしかかいじゅう感がある! と思ったのは私だけでしょうか?(笑)なお、水道の横にかかっていた恐竜パーカーは、取材当日なぜか置いてあったもの。誰かの忘れものか、はたまた本物の恐竜なのか…。
コミュニティ第2児童公園にはどうしてかいじゅうがいるの?流山市に聞いてみた!
地元の人々から「怪獣と遊べる公園」として、長年親しまれてきたコミュニティ第2児童公園。
20代の筆者が子どもの頃からあったと記憶していますが、実際にはいつ公園が開設され、なぜたくさんのかいじゅうがいるのか、公園を管理している流山市に聞いてみました!
―――コミュニティ第2児童公園ができたのはいつですか?
流山市:コミュニティ第2児童公園は、昭和48年(1973年)3月31日に開設しました。
昭和46年ごろに始まった「モデル・コミュニティ事業」 により、国(当時の自治省、現在の総務省)の計画に基づいて、八木南地区の地域開発を行った際に造成された公園です。
公園の周辺は当時、八木南小学校の学区でした。モデル・コミュニティ地区に選出されたのは、地形的に流山市の中心部であり、将来的に学区が変更される可能性も低く、コミュニティ計画を進めるのにふさわしいとされたためです。
―――50年近くもの歴史がある公園なのですね! なぜかいじゅうのオブジェが設置されたのでしょうか?
流山市:詳細な記録は残っていないため、正確な理由は不明ですが「地域の中心・シンボルのようなものを造る」という目的から、かいじゅうを設置した模様です。
―――恐竜のようなオブジェがたくさんあるのに「恐竜公園」ではなく「かいじゅう公園」と呼ばれているのがちょっと不思議な気もします。
流山市:「かいじゅう公園」という愛称は、地域の方々に付けていただきました。コミュニティ第2児公園にあるオブジェは、恐竜ではなくあくまでもかいじゅうです。
―――恐竜ではなく、かいじゅうだったのですね(笑)いろいろ教えていただきありがとうございました!
コミュニティ第2児童公園(かいじゅう公園)の場所・アクセス方法
かいじゅう公園の所在地は、流山市野々下3丁目772-85。
最寄り駅である東武アーバンパークラインの豊四季駅南口からの距離は約1kmで、徒歩だと10分強の道のりです。なお、かいじゅう公園に専用駐車場はありません。
公園の近隣は住宅地ですが、すぐそばにコンビニがあります。また、かいじゅう公園の周辺には野々下水辺公園などもあるので、公園めぐりをするのも楽しそうです♪
他県のテーマパークなどへの遠出が難しい今、近所の公園でジュラシックパーク気分を味わってみてはいかがでしょうか?
住所/千葉県流山市野々下3丁目772-85
アクセス/東武アーバンパークライン豊四季駅南口より徒歩約10分(約1km)
駐車場/なし
設備/トイレ・水道・遊具
HP/https://www.city.nagareyama.chiba.jp/institution/1004355/1004479/1004487.html