全国大会で何度も優勝を勝ち取っている強豪チームに、今年の夏の大会に懸ける意気込みを聞きました。※取材は2023年7月に行いました。

公開 2023/08/20(最終更新 2023/08/31)

ちいき新聞ライター

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2007年の野球教室をきっかけに発足

中学硬式野球クラブチームは全国に5つの団体があり、総チーム数は1600チームあります。

取手リトルシニアは、2007年の発足から数々の栄光を勝ち取ってきた強豪チームです。

チーム発足のきっかけは、地域の子どもたちから野球を教えてほしいと言われた現監督の石崎学さんが、期間限定で野球教室を開催したこと。

本業はスポーツトレーナーで野球経験も長い石崎さんの元に、当時40人を超える野球少年が集まりました。

その後、継続の要望に応えて「取手リトルシニア」が誕生しました。

高校でも野球を続ける意思があるか否か

取手リトルシニア
総勢151人で大会制覇に向けて練習中!

現在は3年生49人、2年生45人、1年生57人の合計151人が所属する大チームに成長。

2つのグラウンドを持ち、練習は毎日行われています。

入部試験などはありませんが、唯一条件としているのが「高校に進学してからも硬式野球を続ける意思があること」。

「野球を続ける」ことを決意して日々の練習を重ねています。

進学に関する相談や提携している学習塾もあり、野球だけにとどまらず子どもたちの将来を見据えてサポートしています。

今年の夏も絶対に日本一になるぞ!!

中学校の部活動とは違って夏の試合で引退ということはなく、来春の卒業まで活動は続けられますが、夏には「日本リトルシニア日本選手権大会」「全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ」と大きな全国大会が2つあり、3年生にとっては山場です。

7月には日本代表チームとして世界大会への出場もありました。

チームはアメリカから帰国後、休む間もなく次なる全国制覇を目指して練習に励んでいます。

取手リトルシニア 朝来友翔投手
高い投手力で勝負(朝来友翔投手)
取手リトルシニア 荒沼暖人内野手
守備もしっかり(荒沼暖人内野手)

今年のチームの特徴を石崎監督に聞きました。

「今年は打撃のチーム。打ち勝つ野球で勝利を目指す!」とのこと。

投手力も高いので大会連覇への期待も高まります。

※日本リトルシニア日本選手権大会の結果は3位(準決勝敗退)でした。(取材・執筆/新川)

取手リトルシニアウェブサイト
https://toridelittlesenior2007.web.fc2.com/index.html