日中でも人けのない公園が増えました。
まちMarchプロジェクトでは「にぎわいを取り戻したい」と今春から月替わりの実験的イベントを志津駅近くの公園で展開中です!
公開 2023/11/11(最終更新 2023/11/08)

ふるまい手が中志津1号公園に集結

まちMarchプロジェクトの人気企画、4月と9月に開催された「ふるまい百貨店」は金銭が一切発生しない「ふるまい」のみのイベント。
志津駅南口から徒歩4分、大通りに面したマンションの裏にある中志津1号公園で開催されました。
9月のイベントでは音楽が聞こえ、自由にシートを広げて木陰に座る「ふるまい手」の姿。

音楽のふるまい手たちは、ギターやペルー発祥の打楽器「カホン」でリクエスト曲を演奏し、大喝采。

米国出身女性は英会話と香り袋作りを、マッサージが得意な男性は肩もみを、大学講師は「さくら哲学カフェ(哲学対話)」をふるまいます。
ドリフの曲をBGMにバカ殿とポンポンを持つチアガールたちがダンスを披露すると、踊る人も見る人も笑顔に包まれました。
ヨーヨー釣りをふるまい、子どもたちが楽しむ姿も。

この日は合計14種類のふるまいがあったそうです。
主催するオカジマユカさんに聞いてみた。
「今回は集客や売上ではなく、参加者の心の充足や『好き』が花開くことが目的。『ふるまい』は実は自分の得意を披露したり、好きを誰かと共有したり、自分の学びを誰かに役立てるチャンス。ふるまい手はもちろん、ふるまわれた側もうれしい・楽しい連鎖がいい雰囲気を醸し出し『他イベントでは味わえない』と好評です」と語ります。
イオンタウンユーカリが丘でハンドメイドコミュニティー「シェアアトリエふわいえ」を運営する経験から「ママたちが新しい自分を発見し元気を生み出すには、自分の好きを追求するのが近道!集客力に乏しい公園も、実は無理せず緩やかに自分の好きを試すのにぴったり」と話します。
春の開催時には内輪が多かった「ふるまい手」は、イベントごとに縁をつなげ地域に広がってきた様子。

公園で出会った同志がコラボしたり、家で提供できるものを見つけてくるご近所さんも増えました。
「公園に定期的に人が集い交流することで知り合いが増え、顔の見える地域ができ、安心安全につながっていくと思っています」と明るい笑顔を見せるオカジマさん。
11月19日(日)には「マルシェ&公園サミット」を開催(物品・サービス提供は公園価格で有料)。
掘り出しもの探しとふるまい手とのおしゃべりを楽しみに出かけてみては。
マルシェ&公園サミット
日時/11月19日(日)午前11時~午後3時
※雨天の場合は26日(日)
場所/中志津一号公園(志津駅より徒歩4分)
住所/千葉県佐倉市中志津1丁目2番
問い合わせ
Instagram/@machimarch_