自らを「プラスチック博士」と称し、プラスチックの利便性や技術に関する情報を発信する秋元英郎(ひでお)さん。
大手メーカーから町工場まで企業に向けて自身の知見を生かしたアドバイスを行っています。
公開 2023/12/29(最終更新 2023/12/20)

編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
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秋元さんは北海道出身。
もともと理科が大好きな少年でしたが、高校時代に授業を通して化学の楽しさに目覚めます。
その後、大阪大学理工学部高分子学科に進学。
高分子とは、「分子量が大きい分子」のことで、代表的な化合物を挙げると、プラスチックや合成ゴム、合成樹脂など。
大学院でも高分子を専攻し、卒業後は総合化学メーカーに就職。
技術職だけでなく、営業職などさまざまな職種を経験しました。
2010年に独立し、現在は幕張テクノガーデンに事務所を構えます。
利便性の高いプラ正しく理解を
秋元さんの夢は「プラスチックの技術を通して人々の幸福に貢献すること」。
最近では環境への悪影響が問題視されるプラスチックですが、途上国支援や医療現場にはなくてはならない存在です。
「レトルトパウチを使うことで食品が長持ちする、ペットボトルに入れることで大量の水を遠くまで運べる。昔はガラス製だった注射器や点滴容器がプラになったことで衛生管理が容易になりました」。
一切使用をやめるのではなく、回収やリサイクルのしやすさという観点でプラ製品を作ることがカギだと秋元さんは語ります。
軽量で安価なプラスチックは利点もたくさん。
「正しく理解し、正しく使ってほしい」と呼びかけます。

そんな秋元さんが今、力を注いでいるのが県内企業の支援と、これからコンサルタントとして独立起業したい人の支援。
高い専門性を強みに地域への恩返しと日本のものづくり支援仲間の拡大がしたいと展望を語ってくれました。
※問い合わせ
ホームページ/https://ce-akimoto.com/
電話番号/090-8047-3570 秋元技術士事務所