我孫子市鳥の博物館は、館内工事のために2024年3月末までの予定で現在休館中です。

そんな同館を、道の向かいの駐車場から大きな銀色の鳥が見つめています。

【我孫子市】でっかい鳥!高さ3.6メートル 鳥の博物館を見つめるジャイアント・モア

公開 2023/12/31(最終更新 2024/03/25)

ちいき新聞ライター

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太陽に照らされて輝く銀色の巨大鳥

手賀沼ふれあいラインを走っていて、我孫子市鳥の博物館前の駐車場に立つ、銀色の大きな鳥のモニュメントを目にして驚いた人も多いのではないでしょうか。

近くで見上げると、その大きさに圧倒されます。

【我孫子市】でっかい鳥!高さ3.6メートル 鳥の博物館を見つめるジャイアント・モア
太陽の光を浴びて輝くジャイアント・モア

これは、「我孫子アートな散歩市」という団体がクラウドファンディングなどで資金を調達して、我孫子市鳥の博物館に寄贈したものです。

「アートで我孫子の再発見と人々の交流」を目指している同団体。

博物館の存在をもっとアピールするために、目を引く大きな鳥をモチーフにしたモニュメントの制作を、取手市在住の彫刻家、島田忠幸さんに依頼しました。

ジャイアント・モアってどんな鳥?

「この鳥はジャイアント・モアといいます。史上最も背の高かった鳥として知られ、かつてニュージーランドに生息していましたが、1800年ごろかもっと古い時代に絶滅してしまいました」と同館職員の木下さん。

銀色のモニュメントは、同館3階に展示されている実物大の骨格標本(レプリカ)を採寸して作られました。

【我孫子市】でっかい鳥!高さ3.6メートル 鳥の博物館を見つめるジャイアント・モア
モニュメントの基になった骨格標本(レプリカ)※休館中

作品名は「安美湖(あびこ)を求めて」。

道の向こうの博物館を見つめるようにして立てられています。

【我孫子市】でっかい鳥!高さ3.6メートル 鳥の博物館を見つめるジャイアント・モア
博物館を案内するように立つ

屋外やオンラインのイベントは実施中

博物館は休館中ですが、「てがたん」「鳥のサイエンストーク」など週末の屋外およびオンラインのイベントは休館中も実施しています。

詳しくはホームページで確認を。

4月に同館が再開した時は、あらためて銀色のジャイアント・モアと骨格標本のジャイアント・モアを見比べに訪れてみては。

木下さんが「博物館のテラスから見る駐車場のジャイアント・モアもかわいいんですよ」と教えてくれました。

(取材・執筆/かと)

【我孫子市】でっかい鳥!高さ3.6メートル 鳥の博物館を見つめるジャイアント・モア

※問い合わせ
電話番号/04-7185-2212 我孫子市鳥の博物館
住所/千葉県我孫子市高野山234の3
ホームページ/https://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/