「プログラミング」が公立小学校で必修化されたことで、プログラミングスクールが一気に注目されるようになりました。ここでは、小学生・中学生の習い事として人気急上昇中の「プログラミング教室」のカリキュラムや費用相場を解説。プログラミング教室に通う効果・メリットや、いつから通えるかなどについても詳しくご紹介しますので、教室探しをする際の参考にしてください。
▽ おすすめのプログラミングスクール
https://chiicomi.com/search/ca_learning/ge_get-certified/sge_programming-school
公開 2022/11/29(最終更新 2025/09/11)
目次
プログラミング教室はどういうところ?
プログラミング教室では、パソコンやタブレットを使ってプログラミングを学習します。プログラミングのスキルを身につけ、論理的思考力や創造性、問題解決能力などを育むための教育が目的となります。
プログラミング言語である「コード」を使用しないゲーム感覚で学習できるカリキュラムから、コードを使用してアプリやサービスの製作するカリキュラムまで、プログラミング教室ごとに学習できる内容は大きく異なります。
最近では、人気ブロック・LEGOを使って実際に動くロボットを製作する教室もあり、カリキュラムも多様化してきているのが特徴です。 そんなプログラミング教室には、大きく分けて2つの受講スタイルがあります。
オンラインでの受講スタイル
自宅にいながらプログラミング教育を受けられる受講スタイルです。地方在住で近所にプログラミング教室がないご家庭やスケジュール的に通えないご家庭におすすめの受講スタイルと言えるでしょう。オンラインでも講師がしっかりとサポートしてくれるので、対面式と遜色ない内容の教育を受けられます。
さらに、対面式よりもコストが安いのも大きなメリットです。 ただし、タブレットやパソコンなどのデバイスや安定した通信環境を整えなければならないため、トータルコストをしっかりと計算する必要があります。
対面式の受講スタイル

スクールに通って講師と対面で学習を進める受講スタイルです。使用するデバイスはスクールが提供してくれるケースがほとんどなので、自分たちで用意しなくて済みます。そして、教室に通うお友達との交流が刺激となり、より意欲的にプログラミング学習に取り組めるでしょう。対面による丁寧な指導が受けられるのもうれしいポイントです。
ただし、教室までの送迎が必要だったり、振替やスケジュール変更がしにくかったりするなどのデメリットもあります。
プログラミング教室は何歳から通える?
プログラミング教室は、一般的に文字の読み書きができる小学生を対象にしたスクールが主流です。コース分けも学年別になっているところもあるなど、プログラミング初心者の方でもクラスを選びやすくなっています。 プログラミング教室では、小学生などのお子さんから社会人の方まで幅広い年齢層を対象にしたカリキュラムを提供しています。
しかし、最近では早期教育を重要視するご家庭が増加していることから、なるべく早い段階からプログラミング教室に通わせたいと考える保護者の方も増えています。そのようなご家庭は、ぜひ年少さんから挑戦できる幼児コースを提供している教室を探してみましょう。 プログラミング教室に通う際に重要なのがお子さんのレベルに合ったカリキュラムを選択することです。プログラミングに関する知識がないお子さんの場合は、まずは年齢に応じたコースを検討してください。
プログラミング教室の費用

プログラミング教室にかかる費用は、通う回数やスクールのブランド、そして受講スタイルによって大きく変動します。ここからは、プログラミング教室にかかる費用相場について見ていきましょう。
▽プログラミング教室の費用相場
| 入会金 | 0〜2万円 |
| 年会費 | 0〜1万円 |
| 月謝・受講料 | 月2回コース:6,000円〜1万円 月4回コース:1〜2万円 |
| 教材費 | 0円〜(テキストなどの購入が必要な場合あり) |
| その他 | デバイスの購入費用、交通費、施設維持費など |
受講回数は、月2回〜4回で設定している教室もあれば、チケット制を採用している教室もあるなど、料金システムはさまざまです。ひと月の受講料は月4回で1万円前後の教室が少なくありません。 また、アプリやゲームを製作するコースなど、内容が本格的になればなるほど費用が高くなる傾向があります。 教室によって、入会金や年会費の有無、デバイスを購入する必要があるかなどの条件が異なりますので、詳しい費用の総額は各教室にお問い合わせください。
プログラミング教室のメリット

プログラミングの習い事が今、なぜ人気なのか、子どもの将来にどんな効果があるのか、気になるところですね。ここからは、プログラミングスクールに通うメリットについてご紹介します。
論理的思考が身につく
プログラミングを行う上で必要なのが「論理的思考力」です。物事に道筋を立てて考える思考のことを指し、勉強や仕事などを効率よく進めるために必要不可欠な力です。問題解決能力が高まるだけでなく、自分の考えを端的に分かりやすく伝える力を身につけられるでしょう。
ものづくりが楽しめる
プログラミング教室のカリキュラムは、小学校の「図画工作」の授業内容にとても似ています。子供の考えを試行錯誤しながらプログラムを作成するプログラミングは、普段から工作好きのお子さんが夢中になりやすいのが特徴です。 課題や正解が一つに限定されることがないため、自由な発想でものづくりを楽しめるでしょう。
自主性が身につく
プログラミングは、子供の発想や思いを形にできるため、お子さんの自主性や想像力を高める効果も期待できます。課題や問題点を自分で考察し、それらを解決するためにはどのようなアプローチをすべきかを自分で考え抜く力を養うことが可能です。
学校授業準備にもなる
物事を整理して論理的に考える能力を養うことを目的に、2020年から公立小学校でのプログラミング学習が必修となりました。保護者の方がプログラミングに関する知識がない場合は、家庭学習が難しいケースも出てくるはずです。 この点、プログラミング教室に通ってデバイスの操作に慣れたり、論理的思考を身につけたりすることで、学校の授業にも柔軟に対応できるでしょう。
将来に役立つ
プログラミングの知識を習得することで、お子さんの将来に必ず役立ちます。社会人として必要な基礎教養が身につくだけでなく、大学入試の際に有利に働いたり、将来の選択肢の幅が大きく広がったりするでしょう。 特に、近年大きな市場となっているIT業界で活躍するエンジニアやプログラマーなどになるためにはプログラミングの知識は必要不可欠です。また、ビジネスに必要なデータを収集し分析をする「データサイエンティスト」や最新のテクノロジーを解説する仕事の「エバンジェリスト」にもプログラミングの知識やスキルが求められます。 最近ではさまざまな業界がプログラミングに関するサービスや商品を提供しています。そのため、IT業界だけでなく飲食業界やサービス業など他の業界への就職や転職に活かせるでしょう。
まとめ
今回は、プログラミングの特徴や費用の相場について詳しくご紹介しました。プログラミング教室に通うことで、さまざまなメリットがあると理解できたはずです。論理的思考力や自主性を高めるだけでなく、ものづくりの楽しさを体験できることから、幅広い年齢層のお子さんにおすすめの習い事と言えるでしょう。 プログラミング教室と一口に言っても、多様なカリキュラムや受講システムがあります。ご紹介した内容を参考にしながら、予算や目的に応じた最適なスクール選びをおすすめします。
▽ おすすめのプログラミングスクール
https://chiicomi.com/search/ca_learning/ge_get-certified/sge_programming-school